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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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証 17

しばらくしても痛みが襲って来ない。

周りが静寂に包まれる中、ギュッと瞑っていた目を開けると、影が出来ている。

振り返れば、そこには道明寺がいた。

少しずつ顔が青ざめていき、あたしたちの側に倒れていく。

『道明寺!』

「「「司!」」」

腰にはナイフが刺さっている。

港で刺された時を思い出し、手が震えた。

蓮も状況が分からず戸惑っている。

類「つくし!」

その声で、ハッと顔をあげた。

類「救急車が来るまで、応急処置して。あんたにしか出来ない事だよ。」

あたしにしか出来ない事。

そう言われて、目が覚めた。

『ゴム手袋とタオル持ってきてください!』

近くの使用人に言うと、慌てて取りに行った。

ナイフが動かないように固定する。

『類、手袋して動かないように固定して。』

一番動じなさそうな類に頼んだ。

呼吸があるか確認する。

脈が・・・

『血圧計ありますか?』

この家ならあるだろう。

するとどこからか持ってきた。

血圧が下がってきている。

意識も混濁していて、かなり危ない。

『道明寺?もうすぐ救急車来るからね、それまで頑張ってよ。蓮、おいで、』

近くに蓮を呼んだ。

『蓮のお父さんだよ?お母さんと蓮を守ってくれたの。すごいカッコイイね。』

「おとうさん、だいじょうぶ?」

『大丈夫だよ。前にもね、こんなことあったけど、すーぐ元気になったんだから。元気になったら、一緒に遊びに行こうね。』

救急車が着いて、ストレッチャーが運ばれてきた。

『右側腰部にナイフによる外傷を負っています。血圧・・・脈・・・意識レベル・・・呼吸が弱くなっています。急いでください。』

「医療従事者ですか?」

『はい。看護師をやっています。』

「同乗願います。」

『わかりました。ちょっと待ってください。蓮、類パパたちと後で病院においで。お母さん待ってるからね。』

「うん。」

座り込んでいる道明寺の奥さんを横目に、あたしは救急車に乗り込んだ。

救急車の中でも医師の指示を仰ぎ処置は続いた。

道明寺系列の病院に運ばれていかれ、処置室に入ってしまえば、あとは任せるだけ。

ピンと張っていた糸が切れて、倒れるように椅子に座りこんだ。

まもなく処置室から手術室に運ばれて。

待合室で、ただ手を合わせて待っているしか出来なかった。

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