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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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証 12

突然つきつけられた、事実。

牧野が俺の子供を産んでいた。

しかも類の側で。

頭がついていかない。

自分の部屋に戻り、デスクの上にさっきまではなかった書類があった事に気づく。

それは牧野と子供の事を事細かに調査された報告書。

蓮の生年月日は、俺が最後に牧野に電話した翌日だった。

1人だったわけじゃない。

ずっと類が傍にいて、そのうち総二郎とあきらも加わり4人で育てた蓮は、どこから見ても俺そっくりだった。

ただこの写真を見る限りでは、性格は牧野に似たんだろうと予想できる。

金銭面では苦労しなかっただろう。

現に青山学院はそうそう安い学費じゃねぇ。

寄付金だって、あいつら相当払ってる。

4人で楽しそうに暮らしてるのに、俺が邪魔してもいいのだろうか。

牧野と類は付き合ってるんじゃねぇのか?

同居って、そういうことだろ?

蓮に会いてぇ。

俺が、牧野と蓮を幸せにしてぇ。

これだけは譲れねぇ。

ごちゃごちゃ考えるのはもうヤメだ。

俺様は自分の事しか考えねぇぞ。

ババァの部屋に出向いた。

「あら、随分と早かったわね。」

「離婚して、牧野と蓮を迎えに行きます。」

「そう。では一刻も早く代理人を通して手続きしなさい。」

拍子抜けした俺は、言葉が出なかった。

「離婚には反対されないんですか?」

「もう手筈は打ってあります。好きになさい。」

「ありがとうございます。」

俺は素直にお礼の言葉が出た。

ババァに感謝の言葉を言ったのなんて、初めてじゃねぇか?

「もうNYにいる理由もありません。日本に帰りなさい。」

「はい。」

「しかし、離婚が成立するまでは牧野さんとの接触は許しませんよ。」

「チッ」

西田から聞いた話、ババァが裏で動いていた事、写真を大事そうに手帳に挟んでいる事、俺に情報が入らないようにNY勤務にした事。孫に会いたがっている事。

ババァも人の親だって事か。

一刻も早く日本に帰ろう。

遠くから見るくらい許されるだろう?

日本に帰り、まずやるべき事。

オフィスの応接間で対面していた。

「俺と離婚してほしい。」

「なぜ?」

「お前だってこんな生活嫌だろ?俺はお前を愛せない。ただそれだけだ。」

「うちと切れたら困るのは司さんの方では・・・」

「何が言いてぇんだ?道明寺と切れたら困るのはそっちの方だってこともわからねぇお嬢さんが。」

苦虫を噛み潰したような顔をしている。

「これからは代理人を通して手続きを進める。速やかに邸から出て行け。俺はお前が出ていくまで邸には帰らない。」

「他に好きな人でも出来たのですか?」

「他に?勘違いするな。俺が愛してるのはたった一人だけだ。お前ではない。今までもこれからも、そいつしか愛さない。俺はお前と結婚したわけではない。財閥間の結婚だ。」

「・・・わかりました。失礼します。」

俯いたまま出ていった。

早く戸籍をきれいにしたいと、牧野たちを迎えに行きたいと、心ばかりが焦っていた。


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