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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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証 2

週に一度の電話。

月に一度のデート。

あたしのシフトと、道明寺の忙しさを考えたらこれが限界だった。

それでも、同じ空を見上げていられる。

同じ東京にいられる事が、こんなにも嬉しい。

今までの遠距離に比べたら、かなりマシになったものだ。

半年、そんな生活を送った。

仕事にも慣れ、今日は夜勤。

仕事前にコンビニに寄り、ふと目にとまった週刊誌。

表紙には道明寺の名前。

ちょっと気になってパラパラと捲ると、久しぶりに見た婚約報道。

相手の写真までしっかり載っていて、道明寺と引けを取らない大財閥のお嬢様。

すごく美人で、あたしと同い年。

『はぁ』

知らずのうちにため息が漏れる。

やっぱり、あたしたちダメなのかな。

マイナスの方にばかり考えちゃう。

この間、ニュースで道明寺の株価が下がってるってやってた。

詳しい事はわからないけど、半年前からだって。

それって道明寺が帰国した頃。

きっと、あの電話から始まったのかも。

無理して時間作って会ってるのはわかってた。

一緒に過ごす時間を大切にしたかったから、仕事の事は一切聞いていない。

あたしはあいつの負担になってはいないだろうか。

これから仕事なのに、あたしは不安で仕方なかった。


あの週刊誌から3日後。

道明寺から電話がかかってきた。

夜の11時。

きっと仕事は終わっていない。

『週刊誌見たよ。』

「見るなよ、あんなもん。」

『だってあんたの名前が載ってたんだもん。気になるでしょ』

「あんなのガセだからな。信じるな。」

『わかってるよ。ねぇ、ホントは忙しいんじゃないの?』

「俺にだって休憩くらいある。」

『そうじゃなくて、無理してあたしに会いに来なくていいって言ってんの。』

「お前は会いたくないのか?」

『そりゃぁ、会いたいよ。でも、あんたが無理して体壊すんじゃないかって心配。仕事が落ち着いてからでもいいよ。』

「俺が会いてぇんだからいいだろ」

『ダーメ。しばらく距離置こう。連絡もしない。』

「おい、牧野!勝手な事言ってんな!」

『あたしたちはこれでダメになるような関係?あの4年はなんだったの?あんたの背中には何千、末端まで入れたら何万という社員の生活がかかってるのよ。わかってるの?あたしはその人たちの生活を犠牲にしてまであんたとは一緒にいたくない。今は会社の事を一番に考えるべき。でしょ?』

「そうだけどよ・・・」

『全く、あんたらしくもないね。あたしは大丈夫。今やるべきなのはあたしに電話する事じゃない。目の前にたくさん書類あるでしょ?あんたの決裁を待ってる書類が。それ片付けなよ。あたしは1人でも大丈夫。雑草のつくしなんだから。』

「牧野、待ってろよ。絶対に迎えに行く。そん時は正式に婚約者として、お前を世間に公表するからな。」

『やれるもんならやってみなさい。』

「宣戦布告だな。こんな問題すぐに片付けてやるよ。じゃあな、牧野。」

『またね、道明寺』

ほんの数分の会話。

これで、あたしたちの関係は一旦ピリオドを打った。

また始められると信じていたから。

予想外の出来事が、あたしに降りかかるまで・・・


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