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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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The person of fate 42

啓太との離婚から3年。

あたしは大学院を卒業、MBAを取得して道明寺ホールディングス㈱NY本社、経営戦略室に配属された。

MBAを持っている社員は、一般社員より優遇された。

それは周知の事実で、道明寺グループにとってブレーンになるべく教育される。

あたしたちの遠距離恋愛も終わる事はなく、司は相変わらず東京で忙しくしている。

前ほどではないけれど、NYに出張に来ては一緒に過ごしていた。

その間だけは仕事の事も忘れられて、ただの女になれる自分が結構好きだったりする。

仕事に関しては厳しい環境だけど、誰もあたしを女だからと扱う事なく、わけ隔てなく仕事を与えられる。

男だから、女だからと扱われる事が嫌いなあたしにとっては、アメリカは向いているのかもしれない。

あたしは道明寺の邸から出る事は許されず、未だに同居している。

お父様の体調も良くなっていて、以前のように忙しく働いている。

それは会長も同じ。

会長はメープルの視察にあたしを同伴させた。

同僚はあたしの出張が多い事に不審な目を向けていたが、会長命令は逆らう事が出来ない。

カナダ、フランス、イタリア、イギリス、スペイン、ドイツ、ロシア、メキシコ、日本、香港・・・

行く先々で、食事を共にする。

『会長は、メープルのすべてを把握していられるんですか?』

「全てを把握しているかと問われると難しいわね。末端までは目が届きません。その為に、信用できるスタッフが必要なのよ。報告書だけではわからない事はたくさんあるの。視察はとても重要な仕事よ。それより、牧野さん」

『はい』

「司と婚約してはどうかしら。」

『え?あたしとですか?』

「何の為の教育だと思っていたのかしら。一般家庭の出身のあなたが司と結婚するには、問題が多すぎるの。正式な縁談が今までに何件申しこまれたかご存じ?」

『いえ・・・』

「私が記憶にあるだけで30件以上です。娘や孫を紹介してきた方は数知れず。あなたと結婚する為に司がどれだけ頑張っているか、知らないわけではないでしょう?」

『はい。よくわかっています。』

「もう縁談の御断りも面倒なのよ。司はちょっと臆病になっているのかしらね。あなたにまだプロポーズもしていないようだし。」

『あ・・・まだ、ですね。』

「私があなたにできるのは、教育をして、経営者として育てる事。バックグラウンドがないあなたが司と対等に生きたいと思うなら、頭を使うしかないでしょう。
あなたなら、私の後継者としてメープルを任せてもいいと思ったのよ。音をあげればそれまでと思っていましたが、あなたはここまで来れた。
婚約でも結婚でも、こちらはいつでも対応します。
好きにするといいわ。」

そう言って、レストランから出ていった。

会長がほんの少し、母親の顔になった事を見逃さなかった。

そっか、プロポーズ…

ちゃんとしたのはされてないもんね。

あたしから・・・言ってみる?

司と結婚できるのはあたししかいないよね。

今まで自分勝手に物事考えてきた男が、あたしの事を考えて言ってこないんだから。

でも仕事に差し支えるかな?

あいつの事だから、すぐに婚約発表するとか言いそうだし。

結婚まで早そうだし。

それでも、あたしが幸せにしたいと思う男は1人だけ。

幸せにしてほしいと思うのも、1人だけ。

言ってみようか。

逆プロポーズ。


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