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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 42

今月2回目です。
次の更新はGW開けてからになります。
では、続きをどうぞ↓

「どうした?」

邸に帰り、今日は竜が女の子を連れて来たと聞いた。
ガキの頃から知っている幼馴染だとか。
つくしもよく知っている子で、夕食を食べた後車で送った・・・か。
それがどう出るか。
変わってしまった竜の生活に、興味を持つか、つくしみたいに拒否するか。

ソファに座って遠くを見ているつくし。
何を考えているのか、わからなくもないが。

『あたしたち、結婚してよかったんだよね・・・?』
「当たり前だろ。急に何言ってんだよ」
隣に座って、肩に腕を回す。
自分の事になるとすげぇ鈍感なクセに、他人の気持ちには敏感だ。
きっとマリの心情にでも気付いたか。
俺はつくしたちと一緒に暮らし始めてすぐに気付いたけど。
『マリが・・・、さやちゃんといる竜を見るの辛そうで。あたし、余計な事しちゃったかなって。薄々気づいてはいたんだけど、確信しちゃうとね』
膝を抱えたつくしが、俺に寄り掛かる。
「じゃあ、リオを1人で育てた方が良かったか?」
『それは・・・!良くないけど・・・』
「あいつらは、言ってしまえば一番近くにいる血の繋がっていない異性だから、そういう感情が湧くのも仕方ないんじゃないか。本当の自分を見てくれる数少ないヤツだしな」
『仕方ないの?あたしたちはそれを見ているしか出来ないの?』
「どうにかしてやりたいと思うなら、離婚して養子縁組を解除するしかないぞ」
厳しい言葉なのはわかっている。
そんなことできるわけがないし、絶対にさせない。
『・・・それはイヤ。リオも可哀想だし』
「それなら、見守るしかないだろ」
『そうだよねぇ』
「もしこれからマリが傷つくような事があったら、何も言わず側にいてやってくれ。リオが生まれてからは、俺よりもつくしの方が頼りにされてるしな」
『・・・だって、3人ともあたしの大事な子供だもん。自分で産んでようがいまいが、愛情の大きさは一緒だよ?』
顔をあげたつくしからは、迷いが消えているように見えた。

年頃の男女が一つ屋根の下で暮らす事。
懸念していた事が、実際に起きている。
竜は俺が見込んだ男だ。
マリが惚れるのも仕方ない。
たぶん竜もマリに惚れているだろう。
2人を離して、気持ちを落ち着けさせた方がいい。
計画を前倒ししなきゃいけねぇな。
頭の中でパズルを組み直す。

『司?』
考えに集中していて、つくしが俺の頬を触っている事に気付かなかった。
『何考えてるの?』
「そのうち話す」
『え、あたしに隠し事?』
「バーカ。竜の事だよ。決まったら話す。あいつにも話してないのにお前に話せない」
『あ、そういう事。わかった。決まったら話してよ?』
「もちろんだ。マリもリオも、みんなに話す」
つくしの頬に触れ、キスを1つ落とす。
「子供の事を話しあうっていいな」
『そうだね。お互いシングルだった時は自分だけで決めなきゃいけなかったから』
「何かあったら俺に話してくれ。家を空ける分、任せることも多くなるし。いつも感謝してる」
『ううん、あたしこそいつも話聞いてくれてありがと』
俺の首に腕を伸ばし抱きついてきた。
これが夫婦ってやつなんだと、つくしと結婚してわかった。
子供の話をして、感謝を伝え、2人になれば甘えて甘えられて。
背中に添えた手を少しずつ下げていき、お尻を撫でまわす。
「リオも寝てるし、愛情表現の時間にするか」
『ふぇ?いや、その触り方スケベ!』
「お前をその気にさせなきゃいけないからな」
そのまま子供を抱くようにつくしを抱き、寝室へと向かう。
『ちょっと、落ちるって!』
「俺がお前を落とすわけないだろ」
ゆっくりベッドに降ろし、キスの雨を降らせる。
『・・・もう子供は産まないよ』
「努力する」
夫婦の時間の始まり。
長い夜になりそうだ。


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