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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 41

更新の間隔が開いてしまって申し訳ないです。
月2回頑張るって言ったのに・・・
春は忙しい。
では、続きをどうぞ↓

「おかえりなさいませ、マリお嬢様」
家に帰りお母さんとリオがいるだろうリビングに近づいていくと、何やら騒がしい声がする。
あれ、竜もいるのかな。
レッスンの時間は終わったのかな。
そう思いながら、リビングのドアを開ける。
「ただい・・・ま・・・」
『あ、マリおかえり』
リオが知らない女の子に抱かれている。
基本的に人見知りはしない子だけど、ここまで懐く事も珍しい。
「おかえり」
「お邪魔してます」
竜の声に続き、その女の子も私にぺこりと頭を下げた。
いつもは竜の声に真っ先に反応できるのに。
「ねーね、おかーり」
「ただいま」
リオの声にしか返事が出来ない。
知らない女の子がいるこの状況に戸惑う私に、お母さんが説明してくれる。
竜の幼馴染・・・
竜が初めて女の子を連れてきている。
私、うまく笑えてるかな。

『さやちゃん、ご飯食べていかない?今日はね、朝からビーフシチュー煮込んでるの』
「え、いいの?おばさんのご飯嬉しい!」
『じゃあお母さんに電話掛けてくれる?あたしにも替わってね』
なんで帰さないの?
竜だって、あんまり友達連れてこないじゃない。
なのに久しぶりに連れてきたのは女の子なんて。
「ねーね、ポンポンいちゃい?」
「え?」
「げんきないない」
竜たちの所にいたと思ったのに、いつの間にか私のとこに来て顔を覗きこんでくる。
「大丈夫、痛くないよ」
「ねーね、ニコニコかーいいよ」
「ありがとう。そうだね。笑顔が一番だね」
1歳半の妹に元気づけられるなんて。
竜の幼馴染だからって、別に付き合ってるわけでもないし。
今日だって中学卒業してから会ってなかったって言ってたもんね。
「リオ、今日はねーねとお風呂入ろうか」
「うん!やったー」
「じゃあもう入っちゃおうか」
『もう入る?ならリオの着替えとか用意しないと』
「お母さんたちのお風呂入っていい?」
このお邸で一番大きいお風呂があるのが、パパたちの部屋。
パパが竜の部屋を準備する時に、自分の部屋のお風呂も大きくしたって言ってた。
きっと、お母さんが妊娠する事も想定内だったんだろうな。
私や竜は一緒に入らないけど、3人で入るってよく聞くし。
『いいよ。え、じゃああたしも一緒に入ろうかな。うん、そうしよう』
独り言で完結したお母さんは、近くにいたメイドさんに少し話をしている。
「竜の部屋案内してあげたら?」
「あぁ、そうしようかな。さや、行こう」
私の提案に、竜はさやかちゃんを連れてリビングを出ていった。

私はパパもママも身長が大きかったから、ヒールを履けば竜と変わらないくらい身長がある。
でもさやかちゃんは、お母さんよりも少し小さくて、肩にかかるかくらいの髪はサラサラ揺れていた。
私はパパ似で美人だと言われる事は多いけど、可愛いとはなかなか言われない。
さやかちゃんは本当に可愛いタイプで、羨ましくて仕方ない。
私が持っていない可愛さ。
兄弟になってしまった事が、今になってこんなに悲しいなんて。

「ねーね」
「はい、お風呂行こっか」
リオを抱っこして、パパたちの部屋へと行く。
「リオ、何のおもちゃで遊ぶの?」
「あひるしゃん!」
「あひるさんね、いっぱい入れよう」

竜の部屋の前を通る時、気を取られないようにリオと話した。
自分で仕向けた事なのに。
気になって仕方ないなんて。

竜に近寄ってくる女の子なんて今までたくさんいた。
もちろん道明寺の名前があっての子も多く、そういう子には竜も鼻が利くからあしらうんだけど。
本当の竜を知ってるさやかちゃん。
できるだけ近づかないでほしいなんて、ワガママな事ばかり考えちゃう。



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