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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 40

月2回の更新、頑張ってみます。

では、続きをどうぞ↓

「リオ、今日はパパとお風呂だぞ」
「うん!」
司が名付けたリオという名前。
マリも竜も、偶然にも“り”がつくことから決めたらしい。
黒く艶のある髪はウェーブがかかり、あたしに似た瞳を持つ。
3人並んでもどこか似ていて似ていない。
だけど、マリと竜はリオを可愛がっているのは見てわかる。
特に竜は、司並みに酷いかもしれない。
もっとクールな子かと思っていたのに、リオを相手にするとニヤニヤして溺愛してる。
年の離れた兄弟って、親がたくさんいるみたいであたしはすごく楽だ。

高校3年生になった竜。
マリはそのままエスカレーター式に英徳大へと進学。
大学生活を謳歌している。
竜はと言えば、進学先を悩んでいると話してくれた。
『英徳行かないの?』
「んー親父の跡を継ぐなら、海外もありかなって」
『あー、うん、そうだよね。司もNYの大学出てるし、向こうでMBA取ってるしね』
「NYならおじい様たちもいるし、環境としては悪くないと思ってる」
真剣に悩む姿を見て、後継者としてちゃんと将来を考えているのが嬉しかった。

司と結婚して2年以上が経ち、親子になって同じだけの時間が過ぎた。
家にいる事が多いあたし以上に、竜は世間の目に晒されているはずだ。
学校で何か言われているかもしれない。
司と行ったパーティで何か言われているかもしれない。
それでもそんな素振りを微塵も見せずに、あたしの前ではいつも通りだ。
時々心配にもなるけれど、本人が大丈夫だと言っているから信じている。
司にも相談すると思うしね。


そんなある日の事だった。
「ただいま」
竜が帰ってきた。
「ほら、おいで」
リビングのドアを開け、竜の背中からちょこっと顔を出した女の子。
『え、さやちゃん?』
「おばさん、久しぶり」
『久しぶりだね、元気だった?』
「元気だよ」
竜が連れてきたのは、同じマンションに住んでいたさやかちゃんという女の子。
竜と同い年っていう事もあって、登下校も一緒だったしよく遊んでいた。
「帰り道で見かけて連れてきた。リオに会いたいって言うし」
「おばさん赤ちゃん産んでたんだね!急に引っ越しちゃったから、お母さんも寂しがってたよ」
『あー、ごめんね。さやちゃんのお母さんにも連絡しとく』
「リオは?」
『今お昼寝中。もうすぐ起きると思うよ』
「竜がね、妹がすごい可愛いって言うから会いたくて」
『起きてくるまでお茶して待ってようか』
さやちゃんは、小さくて可愛くて守ってあげたくなるタイプ。
実際男の子にからかわれているのを、竜が助けた事もあるとか。
そのうち付き合うのかなって思ったけど、そんな雰囲気もなく、竜は引っ越してしまった。
連絡を取り合っていたっていう感じでもなく、再会した二人は友達の話で盛り上がっている。
『竜、今日のレッスンお休みしようか。さやちゃんと話したい事もあるでしょう?』
「いや、でも・・・」
『1日くらい大丈夫。また明日から頑張ろう』
「ありがとう、母さん」
この真面目な性格は誰に似たんだか。

「ママー」
『リオ、起きたの?』
メイドさんに連れられて、リビングにやってきた。
「にいちゃ、おかーり」
「ただいま」
あぁ、始まったよ。
あのデレデレした顔。
さやちゃん笑ってるし。

あたしはまだ知らない。
竜がさやちゃんを連れてきた事で、何かが起きる事を。


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