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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 37

「んーお腹空いたー」
部屋に戻ってきて、着替えてシャワーを済ませるとリビングのソファに座った。
パーティではあまり食事できないから、お腹が鳴りそうなくらいお腹が空いている。
「竜、お腹空かない?」
「空いた。ルームサービスでも取る?」
「そうしようか。えーと・・・」
メニューを見ながら、どうしようか悩む。
パパがいたらお任せしちゃうからな、どれがいいか迷う。
「見せて」
竜にメニューを渡すと、「何食べたい?」と聞かれた。
お腹が空いているから、お肉でもお魚でも食べたい。
でも本当は。
「つくしさんが作ったオムライス」
私が言った言葉にビックリして顔をあげた竜。
少しはにかんで視線を再びメニューに落とした。
「帰ったら作ってもらおうな。俺も母さんのご飯食いたい」
「うん」
「適当にオーダーするよ」
「はーい」

帰国して、つくしさんのご飯を食べる機会が増えたからか。
毎日お弁当も作ってくれるし、平日は夕食も作ってくれる。
はじめは慣れない味に戸惑ったし、食べたことないものばかりだったけど。
慣れっていうのは恐ろしいもので、今はシェフに作ってもらうご飯より美味しいって思うの。
パパにその話をした時に、「それはつくしの愛情だな」って言ってた。
私たちの為に、大きいお腹でご飯を作ってくれる。
少しずつお手伝いして、料理を教えてもらっているの。
こんなママになりたいって思う。
つくしさんから生まれた竜が羨ましくて、仕方ない時があるんだ。

「ごちそうさまでした。お腹いっぱい」
「ごちそうさま」
遅めの夕食を食べて、リビングでのんびりする。
明日にはジェットに乗って日本に帰る。
こうやって過ごすのも今夜で最後なんだ。
私が勇気を出したら、竜との関係は変わるのだろうか。
・・・いや、きっと変わらないよね。
竜にあしらわれて終わりだ。
義理の兄弟なんだもん。
血は繋がっていなくても、こうやって側にいられるだけでいいよね。
でも、少しだけ甘えさせて。
竜の隣に座って、コテンと頭を肩に乗せた。
「どうした?眠い?」
「ううん、ちょっとだけ」
そう言うと、竜は私の肩に腕を回し頭を撫でてくれる。
「親父に甘えん坊だもんな、マリは」
竜はパパの代わりだって思ってるみたいだけど、違うよ。
好きな人がこうしてくれるって、ドキドキもするけど心地良い。
本当に眠くなっちゃう。
お腹もいっぱいで、竜が頭を撫でてくれる。
いつの間にか私は意識を飛ばしていた。




ズルイよ、マリは。
いつも親父と母さんを見ているからか。
自然と肩に手が回ってしまった。
頭を撫でて、サラサラの髪に指を通す。
俺だって男なんだよ。
いろんな欲望が、俺の中で渦巻いている。
だけど、傷つけたくないから。
大事な大事な“お姉ちゃん”なんだ。
そのうちマリから寝息が聞こえ始めた。
お姫様抱っこして部屋に連れていく。
寝ている人にこんな事するのは良くないってわかっているけど。

その唇にそっと、キスをした。


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