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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 36

更新の間隔が開きすぎて、本当に申し訳ないです。
新しいサイトさんも増え、日々の更新を楽しみにしている私。
そろそろ本腰入れて、この話を終わらせようと思っています。
では、続きをどうぞ↓

ここはドバイ。
夏休みもあと1週間。

竜がパパの提案でおじい様たちと世界旅行に行くって言うから、私も一緒に来た。
パパの出張についていく事はあったけど、旅行って行ったことあったかな。
それくらいパパは忙しい人で、代わりに椿ちゃんの家族旅行に連れていってもらったことなら何度かある。
おじい様たちもパパみたいに忙しい人たちだから、一緒に暮らしていたって会えない日も続いたし、旅行なんて以ての外。
だから、この旅行がとっても楽しくて仕方ない。
パパとつくしさんもいたら良かったなって、行く先々で思ってる。

NYでおじい様たちと合流して、ロスの椿ちゃんの所に行った。
ディズニーリゾートに行って、ヨーロッパを巡り、今はドバイ。
「1回だけパーティに参加してちょうだい」
そうおばあ様に言われ、ドバイにあるメープルにいる。
「司が来るにはスケジュールが合わないし、つくしさんのいる日本を離れるとは思えないしね」
おばあ様の雰囲気が柔らかくなった気がする。
以前は話しかけちゃいけない空気を纏っている時が結構あって、子供ながらに気を使っていた。

特殊な家族なのはわかっている。
道明寺という名前を背負って生まれてきた責任がある事も。
だから、こうして家族として旅行している事が幸せだ。

「マリー」
隣の部屋で支度している竜が私を呼ぶ。
おじい様たちで一部屋、私たちが一部屋。
もちろん寝室は別だけど。
「どうしたの?」
ドアが開いて、竜が姿を表した。
パパが前に買ったらしいスーツを着ている。
「これでいいんだっけ?」
ほんの少しだけ曲がったネクタイと、ポケットに入れずぎているチーフ。
「直してあげる」
私のスカイブルーのドレスに合わせ、同じ色のネクタイとチーフをしている竜。
ソファで竜の支度を待っていた私は、立ち上がり前に立った。
パパはいつも完璧で直してあげることなんてなかったけど、こうやって直していると、何だか夫婦みたいでくすぐったい。
「はい、OK」
「ありがとう。俺もできるようにならないとカッコ悪いな」
できなくてもいいよ、私がいつでも直してあげるのに。
なーんて直接は言えないけど。
「おじい様たちが待ってるわ。行きましょう」
竜が軽く右腕を出す。
私は軽く腕を絡め、部屋を出た。


竜が道明寺家の養子となり、跡継ぎになる事が発表されてから、道明寺に近づく人種が変わった。
今まではパパと再婚しようとしている人、私に婿養子を取らせて結婚しようとしている人ばかりだった。
でも今は、竜に近づこうとする人ばかりだ。
上は30代、下は小学生の子供まで。
あんたは兄弟でしょ?って視線を私に向けて、近寄ってくる。
竜は勘がいいのか、そういう人が近づいてくると目線を合わせない。
「マリ、なんか飲む?」
手に持っているグラスにはまだジュースが入っているのに、ウエイターの方に歩いていくんだ。
そして、人ごみにまぎれて逢わないようにする。
竜はだいぶ英語は話せるようになったけど、他はまだ挨拶程度。
私が通訳する事も多く、私に気を使っているのかもしれない。
竜が本気で出会いたいなら応援するけど、そんな雰囲気は一切感じないし、むしろ私が近づけたくないって思ってる。
今はまだ、私だけの竜でいいでしょ?
「後で写真撮ってつくしさんに送ろうね」
「自分も行きたいって騒ぐけどな」
「これから生まれてくる兄弟が大きくなったら、また来ようね」
家族だから、顔寄せ合って笑う事も許されるでしょ?
誰に何を言われようと、私は竜が好きなの。

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