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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 25

ごめんなさい、今の私にはこのペースでしか更新できません。
では、続きをどうぞ↓

「マリ、俺と結婚する?」
夕食を共にして、お酒が入った席での事。
小さい時からマリちゃんを知ってるみんなは、NYでの生活はどうだと話をしていた。
ワイン1本開けた類。
酔ってるとは思えない量だけど、マリちゃんの隣に座って何だか口説いてるようにも見える。
「類、何言ってんだよ」
「俺だったら将来安定だよ?それに牧野とも家族になれるし?司はいらないけど」
「年が離れすぎだろうが」
「いいじゃん、俺今でも20代に見られるし」
独身の類が20代に見えるのはみんなが納得。
少し間が開いてしまった。
「類くんがカッコいいのはわかるけど、パパのお友達は嫌。それに類くん忙しいでしょ?構ってくれない人はもっと嫌だもん」
「類が振られてやがる」
「いい気味だ」
「うるさいな」
ソファに横になった類。
相変わらずの空気に、あたしは嬉しくてワインを飲む手が進む。

「飲みすぎじゃねぇのか?」
『大丈夫。1人じゃないから』
これは本心だ。
独身時代は、1人暮らしだったから。
結婚して竜が生まれてからは、竜の面倒があるから。
シングルになってからは、竜もいるしそんな母親じゃダメだと思っていたから。
今は、道明寺がいて、身を預ける事が出来る。
対等でいたいという思いは変わらないけれど、心から安心できる居場所を求めているのは確かなのだ。
それは付き合っている時も、今も、道明寺の隣なのかもしれない。
ほら、あたしの瞼がどんどん重くなっていく。
「寝やがった」
「母さんが寝てる所見るの、何年振りだろ」
「は?昔はどこで・・・」
そこであたしの記憶は途切れた。


「は?昔はどこでも寝てたようなヤツが?」
「毎日僕が起きる前に起きて、僕が寝てから寝るから」
「ちゃんと母親やってんだな」
寝てしまった牧野の頭を足に乗せ、髪を撫でる。
クソ真面目な性格ゆえに、シングルになった事で竜に迷惑や心配をかけてはいけないと気を張っていたんだろう。
でも、これからは大丈夫だ。
しばらくは遠距離にはなるが、春になったら帰国する。
ずっと一緒にいられる。
牧野の支えになりたい。
安らげる空間を、作ってやりたいんだ。


帰国するまで、牧野たちは邸で過ごした。
その間、滋や三条も遊びに来たし、類たちも何度も来た。
飲んで騒いで、2人で過ごす時間もあって久しぶりにゆっくりできた気がする。
NYに戻れば帰国する為の準備が始まり、また忙しくなるだろう。
その合間にプロポーズする為の指輪の準備も必要だ。
だがその全てが牧野との将来の為かと思うと、フットワークも軽くなる。
どんなデザインが良いのか、あの白くて細い指にはどんなデザインが似合うだろう。
考えるだけで楽しいのは初めてだ。


全くあの男は。
人の携帯何度ならせば気が済むのかしら。
移動中や帰宅後は必ずメッセージが来る。
・・・別に嬉しくないわけじゃないんだけど。
今までこんなに鳴る事がなかったから、ちょっとビックリしてるだけ。
ほら、滋さんや桜子ともまた連絡取ってるし、類たちからも連絡が来る。
「母さん鳴ってるよ」
『もうほっといていいよ。朝からうるさいの』
「母さんが返事しないと俺のとこに来るんだって」
『・・・みんなヒマなのかな』
喜びに少しのため息を混ぜて、あたしはスマホと睨めっこが始まった。

1月中はずっと道明寺の誕生日に何をあげようか。
そればかりを考えていた。
何でも持っている男故に、付き合っている時もいつも悩んだものだ。
今さら手作りの物っていうのもなぁ。
それにNYまで送るっていくらかかるんだろう。
・・・っていうか住所知らないし。
季節関係ないものにして、世田谷のお邸に預けに行こう。
竜がレッスンで行く時にでもお願いしようかな。
竜だって毎日試験勉強とレッスンで忙しくしている。
食事のマナーのレッスンの時は夕食を食べてくるから、あたしは少しヒマなんだよね。
自分の分だけだと適当でいいし。
文句も言わず、突然こんなに人生変わっちゃっていいのかなって心配にもなるけれど、本人にすごくやる気に溢れているから、あたしは応援するだけ。
竜のやる気が、あたしの背中を押してくれていた。
道明寺と付き合ってるんだ、将来結婚するんだって、実感させてくれる。
昔夢見ていた事が、実現するんだ。
嬉しくて嬉しくて、あたしは忘れてはいけない事を忘れてしまっていた。



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