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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 24

続きをどうぞ↓ 『冷蔵庫の中とか気になるから帰りたいんだけど』
「じゃあ俺も一緒に行く」
『・・・また来なきゃいけないじゃない』
「来ないつもりか。俺に会いたくないのか。マリに会いたくないのか」
至近距離で詰められる。
墓地に行く途中の車の中。
なぜか、あたしたちは2人で乗っている。
『わかったってば。とりあえず、一度帰らせて。昨日だって泊まるなんて思ってなかったから家の中片付いてないし』
「わかった。竜も行くのか?」
『どうだろ。聞いてみないとわかんない』
「すぐ戻ってくるだろ?お前らが行ってる間に仕事を終わらせる。その後はゆっくりしようぜ」
あたしの肩を抱き寄せ、耳元でフェロモンダダ漏れで話掛けてくる。
こいつのゆっくりって・・・
何を意味してるのか考えないようにしないと。
40過ぎたあたしの体では持ちません。

無事に納骨も終え、行かないと言った竜に頼まれごともされ一時帰宅も終えた。
今あたしは、道明寺に肩を抱かれている。
お姉さんがロスに帰るのを見送る為に。
「つくしちゃんたちがいるなら帰るの先延ばしにしようかしら」
「何言ってんだよ。向こうで旦那も子供たちも待ってんだろ?」
「・・・そうよね。カウントダウンに間に合わなくなっちゃう」
『お姉さん、またお会いしましょう』
「えぇ、また来るわ。つくしちゃんも竜くんもお元気で」
いつ見てもキレイな人だ。
見た目だけじゃなく、優雅で、とても優しい。
マリちゃんと同い年の男の子と、その2つ下に女の子がいる。
今回は道明寺家の事だからって、お姉さん1人で来たって言っていた。
お姉さんが母親だったら、道明寺みたいにスパルタで育てているのかな。
いつか会えたらいいな。
「寒いから入ろうぜ」
『そうだね』
12月ももうすぐ終わる。
あたしの人生が、大きく変わろうとしていた。

「司様、お客様がお見えです」
「通してくれ」
夕方、リビングでゆっくりしている時に来客の知らせがあった。
『あたしたちいてもいいの?』
「あぁ。お前にも関係のある奴らだからな」
『あたしに関係ある?』
疑問に思っていると、メイドさんに案内されて入ってきた。
「よぉ、牧野!久しぶりだな」
「元気にしてたか?」
「・・・久しぶり」
3者3様の挨拶をして、ソファーに腰を下ろす。
『なんで、なんで・・・』
顔を見た瞬間から、あたしは涙が溢れていた。
道明寺と別れた時、みんな連絡をくれていたし会いにも来てくれた。
でも、あたしはそれを全て拒否して、道明寺に関わるみんなを遠ざけた。
心配してくれる気持ちを踏みにじって、嫌われても当然なのに。
「サプライズだ。牧野が邸にいるって言ったら来るって聞かなくてよ。俺と同じように、20年会ってねぇんだろ?あぁ、もう、泣くなって」
親指で涙を拭いてくれる。
「牧野、俺たち話し合ったんだよ。お前らが別れた後」
『え?』
美作さんが話し始めた。
「避けられてるってわかった時、もう牧野を解放しようってなったんだ。俺たちは司に近い。俺たちといれば司を思い出すだろうから、牧野がいいと思うまで離れようって」
「滋と桜子は大泣きしてた。お前に会えなくなるのがイヤだって騒いでたな」
「牧野、また戻ってきてくれて嬉しいよ。おかえり」
『類~』
涙が止まらないあたしを、道明寺が抱きしめてくれる。

「牧野の息子か?」
「はい。竜です」
「そうか。お前が道明寺を継ぐのか」
「なんで、僕が継ぐって・・・?」
「そんなの司の性格をよーく知ってる俺らから見れば、すぐにでも牧野と再婚して竜が息子になるだろ?息子がいれば、跡を継ぐのが当たり前の世界だ」
「俺やあきらは息子がいるから、跡継ぎになるのは自然の流れだ。まだ独身の類はどうなるかわかんねぇけどな」
「・・・結婚なんてしなくていいでしょ。総二郎もあきらも、全く楽しそうじゃないし」
「イタイとこ突くなよ」
落ち着いたあたしは道明寺から離れ、ティッシュで顔を大人しく拭かれている。
「大丈夫か?」
『うん。大丈夫。ありがと』

「子供の前とは思えないくらいラブラブだな」
『ちょっと西門さんっ!』
恥ずかしくなったあたしは、道明寺から少し離れた。
「ったく、余計な事言うなよ」
離れた分、道明寺が近づいてくる。

改めて、みんなの顔を見た。
20年経っている分髪型や服の好みだって少しは変わっている。
けど、イケメンだってとこは変わっていないし、むしろ年を重ねて男性としての魅力が増していた。
道明寺だってそうだ。
目尻に少し皺があるかもしれない。
でもそれさえも、男の色気に感じる。
優しい眼差しは昔のまま。
F4が揃って、誰よりも嬉しいのはあたしかもしれない。



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ゆっくり更新でも構いません!!でも、続きをとっても楽しみにお待ちしています☆

更新ありがとうございました。すごく楽しみに待ってました

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