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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真夏の通り雨 19

続きをどうぞ↓

喉乾いたかも。
緊張してるせいか、口の中がカラカラ。
冷蔵庫に入っているミネラルウォーターを取り、一口飲んだ。
部屋の中を見渡す。
部屋の場所は変わっていないのに、昔はなかったカウンターや書斎がある。
あの扉はクローゼットだったはず。
じゃあ、あっちは?
壁だったはずのところにある扉を開け、驚いた。
『ベッド・・・』
濃いネイビーのシーツが掛けられた大きなベッドだけがある部屋。
すごく違和感を感じる。
いつ買ったのかは知らないけど、まるで一度も使っていないかのような新品みたい。
大きな窓があるのに、遮光カーテンが月明かりさえも遮っている。
本当に寝るだけの部屋って感じ。
「やる気満々だな」
『あ、いや、そういうわけじゃ』
「わかってるよ。お前が知ってる部屋じゃねぇから見て回ってたんだろ?」
あたしの頭を撫でると、ソファーに座りあたしの飲みかけの水を飲んでいる。
「5年前にリフォームしたんだよ。隣の部屋ぶち抜いて、寝室を別にした」
『そうなんだ。ねぇ、ちょっと気になったんだけど、夜寝てる?』
あの電話からずっと気になっていた。
隣に座り、顔をまじまじと見る。
どう見たって、疲れた顔してるのに。
「お前と別れてから不眠症なんだ。疲れていても眠れない。酒飲むか、薬飲むかで今までどうにかやってきた」
『それじゃいつか体壊すよ?』
「そうかもな。この間、久しぶりに牧野の声聞いて寝ちまった時、3時間しか寝てねぇのに疲れが飛んだ。やっぱり俺には牧野がいないとダメなんだって、思い知らされた気がした」
あたしの手を取ると、親指で甲を撫でる。
「なんで俺は、お前の手を離しちまったんだろうな。社員の首を切るくらいならって、自分の幸せを真っ先に諦めた。牧野を傷つけて、自分も苦しむのをわかってたはずなのに」
これ以上辛そうな顔をする道明寺を見ていられなくて、そっと抱きしめた。
背中に回った手は昔のまま大きくて、あたしを安心させる。
なんて声を掛けたらいいのかわからない。
ただ伝わればいい。
傷ついた過去を、あたしはもう許していると。

体を離したあたしたちは、お互いを見つめ合う。
ゆっくりゆっくりと顔を近づけ、触れるだけのキスをした。
あたしの手を取り、寝室へと歩いていく。
ドキドキが止まらないけど、ここは覚悟を決めなきゃ。
あたしはきっと、この男を愛する為、この男に愛される為に存在するんだ。
さっきまで気にしていた事がどうでもいいくらい、肌を重ねたいと思った。


触れるだけのキスが深いものになり、道明寺の手があたしのパジャマのボタンを外していく。
あっという間に下着姿にされて、恥ずかしさがこみ上げてくる。
「お前と別れて以来だ。すげードキドキする」
そう言って、あたしの手を自分の心臓にあてた。
『何言って・・・マリちゃんいるじゃない』
「マリは不妊治療で出来た子だ。実際にSEXはしていない」
『あたしたち、別れて20年経つのよ?その間一度も?』
「あぁ。お前を思って1人でしてた」
『ちょっと、そんな言われても』
「だから、お前を抱けるのが夢みたいだ。匂いも、感触も、声も、全てが本物。すぐにでもイッちまいそう」
『すぐは・・・困る』
「お前を満足させてやるよ。もう喋る余裕なんてなくなるからな」
不敵にニヤリと笑い、再び深いキスを交わしていった。

しつこいくらいの愛撫、何度達したかもわからないほどに繰り返される挿入。
『もう無理・・・』
最後はあたしが意識を手放した気がする。
何を言わされたかも覚えていないけど、すごい幸せで、道明寺も幸せそうだった事だけは覚えている。
これでいいんだよね。
自分に正直に生きてみようと思う。
大好きな香りと温かい腕に抱かれて、眠りに就いた。



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