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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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傷痕さえも愛しくて 33

そろそろお話も終盤でしょうか。
結末に近づくと、いつも話が思いつきません(-_-;)

では、続きをどうぞ↓

ホットサンドとスープ、サラダで朝食を摂って、昨日着てきたスーツを再び着て道明寺は帰っていった。
今日から2泊3日の出張が入っているらしい。
倖が道明寺のいない週末を過ごすのかと思うと、今すぐ会いに行きたくなった。

道明寺と一緒に住むという事は、倖といつも一緒にいられるという事。
こうやって学校が休みの週末にも道明寺は仕事でいない時がよくあるみたいで。
夜も遅い日が多いのに、会えない日が続くのは可哀想だ。
あたしでいいのなら、いつでも側にいられる。
あいつの側に、というよりも倖といられる方があたしにとっては嬉しい。
・・・こんな事言ったら怒られそうだから言わないけど。

洗濯機を回しながら掃除をしていたら、インターホンが鳴った。
オートロックのモニターには作業服を着た人が何人も。
・・・何事?
『はい』
「司様の命令にて、引っ越しの荷造りをしに参りました。」
言葉が出なかった。
何が何でも早過ぎでしょう。
ほんの数時間前に一緒に暮らそうって言われたばかりだっつうの。
追い返そうか。
でも、倖の事を考えたら少しでも早い方がいいのかな。
エントランスにいられるのも迷惑だし・・・
これから洗濯もの干したかったんだけどな。
そう思いながら、解除ボタンを押した。

女性ばかりが4人。
4人もいればあっという間に荷造りは終わってトラックに積み込んでいる。
女性だけを派遣してきたところが道明寺らしい。
家具や家電はもったいないけど、あの家には必要ない。
後で進に連絡して引き取ってもらおう。
友達にあげてもいいんだし。
いろんなところに連絡しなければいけないけど、月曜日になってから。
「牧野様、お車の用意ができました」
やっぱり荷物と一緒に行かなくちゃダメだよね。
あたしだけ電車ってわけにもいかないか。
今日は天気がいいから本当は助かるんだけど。
倖は知っているのかな?
気になってあたしは電話を掛けた。


倖はあたしが来る事しか聞かされていなかった。
『今日からお世話になります』
「・・・つくしちゃん、お引越ししてきたの?」
あたしの荷物が入っている段ボールを運んでいる人を見て言った。
『あ~うん、そういう事になるかな』
「じゃあ、ずっと一緒にいられるの?」
『いられるよ。これからは、お父さんが出張でいない日も、あたしがいるから』
「やったぁ、嬉しい!」
飛びついて来た倖を抱きとめる。
その後ろにいたタマさんは、あたしたちを見て笑っていた。

「いつになったら言うつもりだい?」
倖が寝た後、タマさんの部屋でお茶をしながら話をしていた。
『もう打ち明けてもいいかなって思ってます』
「だったら早く言っておやり」
『はい。道明寺が帰って来た時に言います』
「あの子なら、あんたが母親だって知ったら喜ぶよ。今以上に甘えん坊になるだろうけどね」
『あたしができる事なら何でもします。今まで何もしてあげられなかった分も』
今、倖はどんな夢を見ているだろう。
お父さんと遊んでいる夢?
その夢に、あたしが出てきたら嬉しいな。
家族に、なれるかな。


月曜日の朝は、歩いて駅まで行こうとするあたしと道明寺に命じられて送らなければ怒られると言う運転手で一悶着。
あたしが急に運転手付きの車で出勤ってありえないでしょ。
そんな立場じゃないわよ。
『じゃあ・・・駅までお願いしていいですか?』
っていうあたしの妥協案で落ち着いた。
マンションは駅が近くて、事務所が半分家賃を払ってくれなかったら絶対住めないようなとこだった。
このお邸は玄関から門までだって結構な距離がある。
紫外線がダメなあたしにとっては、ちょっと厳しい環境でもあった。
あいつの事だから、そういう事も考えてくれたんだろう。
急に一緒に暮らす事になった文句とか、本当は車で送ってもらうのはありがたい事とか、車だって紫外線予防の対策をしてくれてる事とか。
言いたい事はたくさんある。
仕事中だし、時差があって電話するタイミングがなくて掛けてもいない。
帰ってくるのは夕方過ぎ。
仕事をして、お邸で待っていよう。
3人で、今までの事、これからの事、話さなきゃ。
全ては家族になる為に。


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