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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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傷痕さえも愛しくて 30

昨日はたくさんの拍手コメやコメントありがとうございました。
本当なら個別にお返事するべきなのですが、今は話の執筆にしか時間を取れないので、そこらへんご了承くださいませ。

では、続きをどうぞ↓

軽くて温かい布団、肌触りがいいシーツ、忘れられない好きな香り。
寝返りを打てば感じる温もりに顔を寄せた。

・・・温もり?
自分の手は誰かの服を握っている。
ゆっくりと目を開けると、道明寺に抱きついている自分がいた。
この状況がわからなくて飛び起きようとも思ったけど、ぐっすり眠っている道明寺を起こすのは可哀想な気がしてゆっくりベッドから降りた。
昨日の夜、倖を寝かせた後ここに戻ってきて寝ちゃったんだ・・・
ずっと倖の相手をしていたから、夜は道明寺と話したい事たくさんあったんだけどな。
道明寺には悪いことしちゃった。
いつもより起きるの早いけど、たくさん寝たから気分がいい。
『今日は仕事か』
これから帰ってシャワーして着替えても十分間に合う。
帰る前に倖の顔を見に行こうと思い、静かに部屋を出た。

ぐっすり眠る倖の顔を眺めていると、いつまでもこうしていたいと思う。
道明寺に似てきて少しだけウェーブがかかった髪を撫でる。
昨日、お風呂上がりの道明寺にドキッとした。
濡れたらストレートになる事をすっかり忘れていて、いつもと違う魅力に圧倒された。
上半身裸という事もあり、目を合わせるのが恥ずかしくなったのだ。
いつかはそういう事になるだろうけど、あたしは耐えられるのかな。
肌に触れたいと感情が高まった時の為に、準備はしないといけないね。
あたしにとって、肌を見せられる人は道明寺だけだから。
『また来るね』
そう言って、倖の部屋を出た。

道明寺邸は朝早くからメイドさんが働いている。
『お邪魔しました』
すれ違う人に頭を下げてエントランスを出ようとすると、呼びとめられた。
『タマさん』
「もう陽が出てるんだから、車使いな」
『そんな、歩いて帰りますよ。始発も出てるし』
「何言ってんだい。あんたに何かあったら私たちが怒られるんだよ。あのでかい坊ちゃんを怒らせたら面倒なのはあんたもよく知ってるだろ?」
『そう、ですけど・・・』
「自分の体を一番に大事にしなさい。わかったかい?」
『・・・はい、今日は甘えます』
「よろしい。今車呼ぶから」
タマさんが近くにいたメイドさんに車を呼ばせる。
「倖坊ちゃんの相手して疲れたんだろ」
『そうみたいです。慣れない事したからですね』
「司様がいない時でも倖坊ちゃんに会いに来たらいい。喜ぶよ」
『はい。昨日電話番号交換したんで、いつでも連絡取れるようにしました』
「こっちはいつでも歓迎するからね。気兼ねするんじゃないよ」
タマさんと話していると、車が来たという知らせを受けた。
『じゃあ帰ります。お邪魔しました』
「またおいで」
傘を差そうとしたら、運転手さんがスッと傘を差してくれた。
『ありがとうございます』
車のドアを開けてくれて乗り込むと、あたしの住むマンションへと車は向かった。

身支度をして出社したら、あたしの部屋なのに道明寺の姿があった。
窓際に立ってるけど、どうやらご機嫌ナナメ・・・?
『おはよう・・・ございます』
「どうして帰った?」
『え?』
「なんで黙って帰ったんだよ」
『だってあんたぐっすり寝てたし』
「起きたらお前がいなくてビックリしたんだぞ」
『あぁ、ごめんね。早くに目が覚めたから、帰ってからシャワーしようと思って』
「起こせばよかっただろ」
『・・・何をそんなにいじけてるのよ』
「いじけてなんかねぇよ」
どう見てもいじけてるよ。
タマさんの言う通り、デカイ坊ちゃんだね。
普通なら、彼氏のこんな姿を見せられたら幻滅するんだろうか。
でもあたしは、こんな姿まで見せてくれるこの人が愛しくてたまらない。
『今度は、ちゃんと泊まりに行くから』
「・・・約束だぞ」
『うん。寝たりしないし、勝手に帰らない』
入口に立っていたあたしに近づいてくる。
「昨日できなかった分だ」
息もできない程の激しい口づけに、立っているのもやっとなくらい。
鞄を床に落とし、道明寺の首に腕を絡ませる。
ここは職場。
そう思えば思うほど、雰囲気に酔っていくのかもっとしてほしくなる。
聞こえるのは服が擦れる音と、どちらのかわからない唾液の音。
あたしの背中や腰を道明寺の手が這っていくのを感じ、それだけで吐息が漏れそうだった。

やっと離してくれた時にはあたしはクラクラして、道明寺に抱きとめられるように立っている。
「この続きは今度泊まりに来た時な」
あたしの耳元に囁くと、耳たぶをペロッと舐めた。
自分でも驚くような声が出て、恥ずかしさで顔が赤くなるのがわかる。
「煽んなよ。仕事できなくなるだろ」
『だって、あんたが』
その時道明寺の携帯からバイブ音が聞こえた。
「時間か。今日は日帰りで大阪だ。俺がいなくても良い子にしてるんだぞ」
『子供じゃないんだから』
「わかってる。ガキ相手にこんな事すっかよ」
あたしから体を離すと鞄を拾ってくれた。
「その顔どうにかしてから仕事しろよ」
『・・・責任取ってよね』
「あぁ。一生な」
またいつものようにあたしの頭を撫でて、部屋を出ていった。



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