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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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傷痕さえも愛しくて 20

一昨日は子供の日でしたね。
司は倖の為にでっかい鯉のぼりを掲げるんだろうな~

では、続きをどうぞ↓

あきらから聞いた牧野が病気持ちだという話にうまく頭が回らない。
そんな素振り一度もなかったし、目の前で薬を飲んでいるところを見たこともない。
あきらがどこかに電話を掛けている途中で、牧野の体がふらつきだした。
自然と動いた体は牧野の体を抱きとめ、椅子から抱きあげる。
内線で斉藤を呼び、車の用意とリスケを指示した。
「牧野の担当医と連絡ついた。すぐに行くぞ。英徳大付属病院だ」
「なんであきらがそこまで」
「それは後だ。急ぐぞ。」
あきらに促され、役員専用のエレベーターは地下駐車場へ。
牧野を抱えたまま車に乗ると、あきらは自分の車に乗った。
向かうは英徳大付属病院。
意識なく青ざめた顔をする牧野が、心配で仕方なかった。

病院に着いて、ストレッチャーに牧野を乗せると処置室へと運ばれた。
目の前にある待合室の椅子にあきらと座ると、話し始めた。

「あいつは英徳の出身で、俺らと仲良かったんだよ。金持ってようが見た目が良かろうが、俺らのそんな部分には一切目もくれない変わったやつで。卒業してからも付き合いがある、数少ないダチの一人だよ。病気の事、司には話してると思ったんだけどな。言いづらかったんだろうよ、忙しいお前に心配かけないようにって」
「あいつとの仲は、俺が、NY行ってからか?」
「いや、お前がいる時からだよ。司は女を受け付けなかったからな。覚えてないだけだ」
「そうか・・・しかし、牧野が病気か・・・」
「疲れがたまってたんだろ。いつもなんだよ。大学の時も、試験勉強に夢中になると体壊して入院してた」
「最近残業続きだったんだよな」
「仕方ねぇよ。牧野がいないと司も仕事にならないんだろ?牧野だってわかってるさ」
少しだけ責任を感じる。
もう少し牧野の負担を減らさなければいけないな。
でも、あいつ以外の奴に法律を説かれるのは気にくわない。
頭を抱える俺に、あきらはクスクス笑っている。
「何だよ」
「牧野の事、しっかり見てやって。倖の事も踏まえて・・・な」
「・・・わかってる」
あきらの含みのある言葉に、これからを真剣に考えようと思った。

処置室から医者が出て来て、2人で立ち上がる。
「しばらく入院が必要でしょう。美作さん、牧野さんのご両親と連絡つきますでしょうか?」
「はい。電話掛けてきます」
通話可能エリアにあきらが向かい、俺だけが残された。

「道明寺さん、牧野さんの体調をもう少し気にかけてあげてください。彼女は昔から無理するところがありましてね。まったく、これじゃ死に急いでるようなもんですよ。命を大事にするように、お話し願います」
「わかりました。」
「では、病室までご案内します」
看護師に案内され、電話を終えたあきらと病室へと向かった。


着いたのは特別室。
「費用は司持ちな」
あきらに払わせる方が、癪に障る。
そんな事は上司として、上司として・・・当たり前だ。
所詮上司でしかない自分に苛立ちを感じながらも、牧野が目を覚ますまでとソファーに腰を沈めた。
一度会社に戻った斉藤がタブレットと少しだけ書類を持ってきた。
「お時間の空いた時にでも」
確かに目が覚めない牧野を待つのは手持無沙汰だった。
リスケした分明日からまた忙しくなる。
あきらも書類を見始めた事だし、受け取ると早速目を通し始めた。

ノックの音がして、あきらと共に扉に目を向けると入ってきたのは知らない女性。
「おばさん」
そう言ってあきらが立ち上がった。
「司、牧野のお母さんだよ」
「道明寺です」
頭を下げ挨拶をした。
「・・・はい、話は娘から伺っております。お世話になっているようで、あの、」
「おばさん、」
少しだけ涙声になっているようにも聞こえたし、何かを言いかけていたのをあきらが制止した。
「・・・つくしの様子はいかがですか?」
「数日の入院で落ち着くようです。最近残業続きで無理をさせてしまったようです。部下の体調変化にも気付かず、申し訳ありません」
「そんな謝らないでください。無理をしたつくしにも責任はあります」
「そう言っていただけると助かります」
「じゃあ道明寺さんと美作さんがいるなら安心ですね。手続きをして一度つくしの部屋に行って荷物を取ってきます。」
「はい、お願いします」
牧野のお母さんが部屋を出ていった。
「司、悪い。俺仕事あるから行くわ。そのうち総二郎と類も来ると思うからよろしくな」
後を追うようにあきらも出ていき、部屋の中には俺と牧野だけ。
牧野がいつ目を覚ますのか気になって、ソファとベッドを行ったり来たりしていた。



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