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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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傷痕さえも愛しくて 19

話が頭に浮かぶうちにどんどん更新しまーす。

では、続きをどうぞ↓

あたしは嬉しくなった。
連日の疲れが吹き飛んじゃうくらいに。

同じ部屋の中にいても、気にならないくらいお互いの存在が自然になっている。
道明寺の部屋にあたしがいるのが当たり前になっていて、斉藤さんは気にかけてくれるけれど柴田さんにはほとんど無視されていた。
目の前を香水ぷんぷんで通る事だけはやめてほしいんだけど。

お互いに残業していた夜8時半。
資料作りをする途中で法律を調べるのに本をめくっていた。
突然道明寺の声が聞こえてそちらを見れば誰かと電話している。
声がいつもより柔らかい気がして。
あぁ、彼女でもいるのかなってふと思ったのも束の間。
「もう寝る時間か?」
掛け時計を見て時間を確認してしまった。
普通の大人がこんな時間に寝るとは思えない。
だとしたら子供。
・・・そうか、倖か。
天体が好きなのも道明寺譲りだって花沢類に聞いた。
そんな親子の会話が微笑ましくて。
突然漏れ出たプライベートな部分に疲れなんて吹き飛んだ。
初めて父親の顔を覗かせた道明寺に、胸がときめいたなんて言えないけれど。
あたしの顔を見て気まずそうだけど、あたしは絶対に言わないよ。
それはあたしにとっても、同じ秘密だから。



今日は朝から体調が悪かった。
薬を飲んでも良くなる気配はなくて、病院に行きたいけれど時間がない。
こんな状態花沢類に見られたら怒られちゃう。
道明寺にまだ病気の事を話していないから、どう話していいかもわからない。
体に感じる熱っぽさと戦いながら、パソコンを開いた。

道明寺のスケジュールを把握しているわけではない為に、こんな事が偶然に起きたりもする。
同じ部屋の中に美作さんがいるのだ。
仕事の話だろうと部屋を出ようとしたけれど、いてもいいと言われてしまえば出ていく事が出来ない。
仕方なしに部屋にいたけれど、体調の悪さを隠したいあたしにとっては不都合で。
「牧野?」
あぁ、何でこういう時に。
「お前顔色悪くねぇか?」
あたしの不調に気付くのは、いつだって道明寺なんだ。

2人があたしの元に駆けつける。
「牧野、薬は?」
『飲んだ』
「飲んでダメか。病院行くぞ。司、車回してくれるか。地下の人の目につかない所で」
「あきら?」
道明寺は美作さんに不思議そうな視線を向けている。
「牧野には持病があるんだ。久しぶりに発作が起きてる。マズイな・・・」
電話をかけ始めた美作さんの声が遠くに聞こえる。
意識を手放す直前、温かい腕に抱きしめられた気がした。



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