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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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傷痕さえも愛しくて 18

つくづく牧野って女は面白いと思う。
テーブルとソファーの間に座ってPCに向かう女なんて初めて見た。
基本的に倖以外が部屋にいるとうっとおしくてたまらない俺が、牧野だけは許せた。
あいつが部屋に戻っている間に人払いをして良かった。
足が痺れるのか、体勢を変える度にスカートから覗く足が艶めかしい。
今までそんな事思ってもいなかったのに、不思議で仕方がなかった。
床に座り込んで仕事をしている女に色気を感じるなど、余程俺は疲れているのかと疑ったのだ。
見ていて飽きない姿に、部屋に置くならこいつだと思った。
あの柴田とかいう女より100万倍マシだ。
牧野が仕事をしやすいように、俺が仕事中に余計な事を考えないように。
牧野が出ていってから早速斉藤に手配をさせた。

俺が初めて自分の部屋にいてもいいと許可を出しているにも関わらず、牧野はとても嫌そうな顔をした。
普通の女なら速攻で返事するところだぞ?
仕事の為なら仕方ないという感じで、自分の部屋と行ったり来たりをする事が決まった。


プロジェクトも大詰めに入り、残業続きの毎日に疲れがたまり始めていた頃。
いつものように倖に電話を掛けようとしていた。
・・・部屋に牧野がいる事をすっかり忘れて。
倖に関しては厳重に周囲に注意を払ってきたというのに。

スマホを取り出し、倖の番号を出してタップした。
「もしもし、お父さん?」
「・・・あぁ、俺だ。もう寝るところか?」
「うん。ねぇ、お仕事の部屋から空見える?」
「すげぇ見えるぞ。今日は雲がなくて、星がたくさん見れるな」
話しながら窓へと向かい、空を見上げる。
倖との他愛ない会話は、俺の疲れを取ってくれていた。
電話をしながらふと振り返った。
そこで、牧野と目が合いマズイと顔をしかめる。
「悪い、仕事まだ終わってねぇんだ。じゃあな、おやすみ」
「おやすみ~」
スマホをポケットにしまいながら、どう言い訳しようかと考えた。

「牧野、今のは・・・」
『聞かなかった事にします。気になさらないでください』
「女じゃねぇからな?」
『別に私に言い訳しなくていいですよ。彼女でもあるまいし』
「そりゃそうだけどよ」
なんとなく、牧野には誤解されたくなかった。
でも、女でなければあんな会話誰とするんだ?ってなる。
『黙ってるから、1つ聞いてもいいですか?』
「なんだ?」
『いつも、電話してるんですか?』
「まぁ・・・会えない日は夜にな。」
『そうですか。ありがとうございます。誰にも話しませんから』
「助かる」
なんでこんな事を聞いてきたのかわからなかった。
俺が電話してる時に目が合った時も、さっき質問に答えた時も。
牧野は少しだけ口角を上げ喜んでいるように見えた。
なぜだろうか。
ますます牧野がわからない。
わからないから、どんどん気になっていく。



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