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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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The person of fate 34

翌日

道明寺プライベートエアポートには昨日のメンバーが揃っていた。

会長の下に就くと言う事は、いつ帰国できるかもわからない。

類「牧野、逃げたくなったらいつでも帰っておいで。俺がお嫁にもらってあげるから。」

『うん。そうする。でも、逃げないように努力してからね。』

類「あぁ。頑張りすぎるなよ。何かあったら飛んでいくから。」

『ありがとう。』

総「司が聞いたらこめかみにいくつ青筋立つかわかんねぇぞ。」

あ「それにしても司遅くないか?牧野、今朝は一緒だったんだろ?」

『先に行ってろって言われたの。』

桜「先輩行くのが寂しくて、見送り来ないかもしれませんよ?」

滋「司は意外とそういう可愛いとこあるからねぇ」

『まぁ、朝まで一緒だったし、長期休みには帰ってくると思うから。じゃあ、行くね。』

頑張ってこいよー

いってらっしゃーい

みんなの声を背中に、タラップを上って行く。

機内には、見慣れたクルクルパーマ・・・

『司!?』

「短期だけど向こうに行く。出張だ。」

『だから朝からいなかったの?』

「会社に顔出してきたからな。」

『言ってくれればいいのに。あたしさっき寂しかったんだよ?』

「驚かせてやろうと思ったんだよ。嬉しいだろ?」

『・・・うん。嬉しい。』

道明寺はやっぱり忙しくて、PC開いて仕事してる。

あたしはその横で、部屋から持ってきた本を読んでいた。

約13時間というフライトは長い。

だけど、道明寺がいれくれるだけで、それだけでよかった。

「あぁ、牧野に言っとかなきゃなんねぇ事がある。」

『な、何?』

「啓太の見合いが決まった。相手次第ですぐ婚約だ。」

『・・・そう。』

「あの事件からずっと、啓太には信じたくもない事ばかりが起きてる。兄貴のせいで傾いた会社、強制的な離婚、ずっと嫌がってきた政略結婚。
兄貴がいない今、高野を継ぐのは啓太しかいねぇ。
あいつはババァが決めた事に従うしかない、俺たちがクソくらえと思っていたレールの上を進んでいくんだ。
だがな、情けをかけてやるつもりはねぇ。」

『・・・何よ』

射るような眼で私を見る司。

「お前は俺を冷たい人間だと思うか?」

『思わない。道明寺の傘下に入った時点で、少しは救われたって思ったから。』

「啓太は俺に頭を下げたんだ。助けてくれって。社員の生活だけは守ってくれって。
リストラをしたくないって言い出して、早期退職者を募った。退職金は高野の個人資産からも出す、と。
切らなきゃなんねぇ下請けには、啓太が頭を下げて回った。
ババァが文句を言い出しそうになったからよ、お前との離婚を提示した。
すると手の平返したようにあっさりと資本提携しやがった。」

『なんで、あたしとの離婚が・・・?』

「聞いただろ?ババァはお前をうちに欲しがってたって。
あのババァは自分の思い通りに事を進めたい奴だからな。さすがに人の嫁にまでは手を出すつもりはなかったみてぇだ。」

『会長がなんでそんなにあたしに執着するの?』

「一度だけ言われた事がある。私は欲しいと思ったものは何をしても手に入れたいと思うタイプだって。そこだけは、司は私に似てしまったのねってよ。一度目に付けた牧野を、どうしても手に入れたかったんだろうな。」

『あたし嫌われてるのかと思ってたのに。』

「高校生の時ならそう思ってただろうな。でも今は違ぇ。俺と結婚してもいいというくらい、お前を認めてる。・・・話が逸れたな。啓太は新しい道を、自分なりに進もうとしてる。良くも悪くも、あいつの運命だったんだ。」

『運命・・・か』

「啓太と牧野には、2人にしか分かんない絆…みてぇなもんがあるだろ?ムカつくけどよ、それが現実なんだ。俺が横やり入れて壊せるもんでもねぇ。啓太が悲しまないようにお前は幸せになる義務がある。俺にもお前を幸せにする義務がある。それが、俺たちの運命だな。」

『司、大人になったね。』

「俺様は元々大人だ!」

『あたしの為に、啓太の事もちゃんと考えてくれたんでしょ?嬉しいよ。
啓太の結婚、うまくいくといいね。滋さんみたいな明るい人だと、啓太とも気が合うんじゃないかな。』

司の説得力ある言葉は、あたしと啓太の離婚が正当であったと思わせてくれた。

啓太の事はホントに好きだったから。

道明寺と再会なんてしなかったら、あのまま静かに暮らしていたのかもしれない。

あたしとは途絶えてしまった未来に、素敵な人が寄り添ってくれたら、啓太も幸せになれると思う。



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