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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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あの雨の日に 24.5

書いてるのにすっかり更新するの忘れてました(-_-;)  
つくしと総帥のご対面~

では、続きをどうぞ↓

急いで着替えて、道明寺のお父さんの元へと急いだ。
何を言われるのか。
ずっとドキドキしっぱなしで、あたしの寿命は少しずつ縮んでいくのを実感している。
本当に道明寺そっくりで、違うのは髪の癖がちょっと緩いのと柔和な表情。
道明寺も年を取ったらあんな風になるのかと思うと、あたしも努力しなきゃいけないなとか考えちゃう。

『すいません、お待たせしました』
「急がせちゃって悪いね。時間がないんだ」
『いえ、大丈夫です』
「こちらへ」
秘書さんの案内で、あたしは道明寺のお父さんの隣に座る事になった。

「ファーストネームはつくしだったよね?」
『はい』
「じゃあつくしちゃんって呼ばせてもらうよ」
『はい・・・あの、お話って・・・』
「司の事をどう思ってる?」
『どう、・・・司さんの事、ですか?』
「あぁ。聞かせて」
『・・・始めは本当に大嫌いだったんです』

学園に力を侍らせ、ストレス解消はいじめ。
そんな首謀者を好きになるなんて絶対あり得ないと思っていた。
でも、あたしにだけ見せてくれる強引な中に垣間見える優しさに、いつしか惹かれていったんだ。
道明寺のストレートな愛情を受け入れようとすると、あたしの周囲には異変が起きた。
それがどうしても許せなくて。
あたしたちが別れれば異変が治まる。そう言われてしまえば、あたしはそれを飲むしかなかったんだ。
ずっと、道明寺司を1人の男として好きだった。
自己中で俺様で傲慢で強引で。
だけど、温かい優しさを持っていて、今ではあたしを気遣えるようにもなったし、少しは我慢もするようになった。

『あたしにはもったいないくらいのイイ男です。あたしの小さい頃からの夢を捨ててもいいと思える、大切な人です。』
「つくしちゃんの夢?」
『普通の人と普通の結婚をして、幸せになる事です。』
「もし司と結婚したら、普通の結婚とはいかないか」
『でも、これ以上ない幸せは掴めると思います』
「そうかな?」
『え・・・?』

一気に車内の雰囲気が一変した。
「司はつくしちゃんと結婚して、本当に幸せになれると思う?」
『それは、どういう・・・?』
「僕の話をしようか。
楓は旧華族の出身でね、名ばかりで資産は底を尽きかけていた。持っているのは広大な土地と骨董品の数々。それも手放さなくてはいけない段階まで来ていてね。そこで、僕との政略結婚の話が持ち上がったんだ。嫁いできた楓は周囲から金目当てだと散々罵られ、それでも気丈に振る舞っていたよ。椿、司が生まれ、会社が大きくなるにつれて楓も駆り出されるようになった。仕事人間と化した楓からは、いつしか表情が無くなってしまった。
だけど、誰も僕を責める人はいないんだよ。それがどういう事かわかる?」
『道明寺の、人間だから・・・?』
「そういう事。僕は楓が罵られているなんて知らなかった。知ったのは先代の葬儀の時だった。悔しくてたまらなかったよ。あの時、楓を守ってあげられるのは自分しかいないのに、それに気付きもしなかったんだ。弱音を一切吐かないんだよ、楓は。つくしちゃんを初めて見た時に、楓そっくりだと思った。」
『あたしと?』
「あぁ。意志の強そうな瞳がそっくりだ。司に甘えるタイプではない事くらい、容易にわかるよ。」
さっきチャペルで初めて会ったばかりだというのに、あたしの全てを見透かされているようだった。

「生憎僕は親バカでね、司に同じ思いをしてほしくないというのが本音なんだよ」
それって・・・
『身を引け、という事ですか?』
「平たく言えばね。でも司は素直に聞き入れないだろうから、ここで提案。僕の愛人でもしてみない?」
『・・・はぁ?』
「世界中にマンションを用意してあげるし、自由に使えるカードもあげる。時々僕の出張に付き合って、夜を共にしてくれればいいんだ。どう?」
『結構です!バカにしないでください!あたしは道明寺のお金に目がくらんだわけではありません!お金持っていれば誰でもいいんだったら、今頃道明寺の友達と付き合ってますよ!先日やっと好きだって言えて、心に開いた穴が塞がって、生きてきて一番幸せだと思ったんです!なんでまた離れなきゃいけないんですか!あんな思いはもう嫌です・・・お願いです・・・何で、好きなだけじゃ、ダメなんですか・・・』
最後の方は涙が溢れて、声も小さくなっていた。
膝の上で握りしめた拳に涙が落ちる。

あたしたちの恋は一筋縄ではいかない。
そんなのとっくにわかりきっていた。
道明寺のお父さんは優しい分、心に大きく突き刺さるんだ。
これならまだ、道明寺のお母さんみたいに冷たくされた方がマシな気がする。

「好きで結婚しました、じゃ済まされる世界じゃないんだよ。家同士の繋がり、企業同士の繋がりをどうしても求められる世界なんだ。・・・じゃあ、1つ条件を出そう。それが飲めるなら認めてもいいかな」
『な、なんですか?』
涙もピタッと止まり、あたしは顔をあげた。
「つくしちゃんたちがモデルを務めたチャペル、ブライダル関係の売上前年比150%。司には詳細を書面にして送るって言っといて。」

『あたしにはないんですか?』
「つくしちゃんに?」
驚いて、目をこれでもかと見開いている。
『司さんだけ頑張らなければいけないなんておかしいです。2人で乗り越えたいんです』
「ん~、じゃあ僕の雑用係でもやってみる?」
『はい?』
「楓の方がいいかな・・・いや、僕にしよう。1年間、道明寺ホールディングスに契約社員として採用ね。それも近々書類で送るから。世田谷の本邸にでも引っ越してきて。司の部屋でもいいけど、僕の本拠地はこっちだから、ほぼ会えないよ。つくしちゃんの本質を知るいい機会だしね。仕事を辞める事になるけど、契約終わった後も考えておくから。じゃ、そういう事で」
開いた口がふさがらない。
いや、あたしが言ったのはそういう事じゃなくて。
「1年間の遠距離で壊れるくらいならそれまでだよ。そんな半端な思いなら、壊れればいい」
『わかりました。やります。やらせてください』
あたしは意地になっていた。
ここまで言われて黙ってはいられない性格を、こんなにも恨めしく思う事はないだろう。
後悔は、終わってからすればいい。
まずはやってみないと始まらない。

「気をつけて日本に帰るんだよ。じゃあね、つくしちゃん」
『はい。お話出来て良かったです』
「僕も。このままメープルまで送るから」
道明寺のお父さんがどこかのビルの前で降りて、車は再び来た道を戻っていった。


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この親父殴りたい

息子の幸せを願う親バカって言ってますが、
なら、わたしと再会する前の司さんは、今以上に幸せでしたか?
本当に貴方は息子の気持ちを理解してますか?
息子の恋人を愛人にしようとする時点で
親子関係をぶち壊すくらいの発言ではないのですか?
そんなことになったら司さんがもっと苦しむことになると理解してますか?
父親として、司さんと椿さんがいる前でもう一度同じことが言えますか?
と、もっと牧野はビクビクせずにカチンと切れて強気にでて欲しかったですね。

牧野は、椿にも相談して、父親の愛人発言も教えた方が良い気がしますね。
司と同じく、椿もぶち切れると思いますので。
息子に嫌われることは父親として痛くも痒くもないでしょうが、
娘にまでも嫌われるとショックもでるかもしれませんからね。

司もこんなバカ親父をぶん殴って欲しいです。
あんたの幸せっていうのは、息子が心から愛した女を愛人にすることか?
これがあんたのいう幸せな家族ってやつか?ああ?
と、親子の縁を切るくらい激怒して欲しいですね。

ていうか結婚はつくしだけの問題ではないし、司にも関係することなので
司もいない状態で、父親とつくしだけの契約は無効のような気がしてならない。
司なら絶対納得できないと思います。
「俺がいない間に勝手なことするな!別にアンタに認めてもらわなくても問題ねえ」
と、過去の失敗から経験した司が頑張って欲しいですね。

どういう展開になるかすごく楽しみです。
更新頑張って下さいですー。

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