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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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あの雨の日に 24

中編のつもりが長編になってる・・・
ま、いっか
邪魔ものの登場です。
今日は長めだよ~

では、続きをどうぞ↓

『ねぇねぇ、スマホでも撮ってもらおうよ!ね、いいでしょ?』
「ヤダよ。俺写真嫌いなの知ってるだろ?」
『今イイだけ撮ったんだから変わんないって。西田さーん、あたしの鞄貰えますか?』
西田から受け取った鞄からスマホを探す牧野。
呆れながらもその様子を眺めていた。
『あった!』
「(僕が撮るよ)」
『なんだか申し訳ないけど、お願いします』
一流カメラマンがスマホで俺たちを撮っている。

すると、チャペル入り口が騒がしくなっている。
ババァも何事かと振り向けば、思ってもいない奴がそこに立っていた。

「親父・・・」
『・・・えぇぇ?道明寺のお父さん・・・?』
一瞬にして、牧野の表情が固まった。
「ここにいる意味がわかんねぇ」

多忙を極め、NYにいる事も珍しい親父がなぜここにいるのか。
到底理解できなかった。

ババァと少し話した後、俺たちの元へ。
「久しぶりだね、司」
「お久しぶりです、総帥」
「今は親子だ。堅苦しい言葉は止めよう」
「・・・何でここにいる?」
「何でって、たまたま会議があってメープルにいたんだよ。司が撮影してるって聞いたから、覗きに来ただけ。・・・でも、事の経緯は楓から聞いたよ。経営に携わる者として言わせてもらうならば。甘っちょろい事してんな。だからガキだってなめられるんだよ。ビジネスなんだから最後までやり遂げるのが当たり前だろう?こんな事も出来ないで道明寺は任せられないな。」

ムカッ

勝手にやらせといて、どういう事だ。
拳をギュッと握り、親父を殴り飛ばしたいのを我慢する。

「でも父親として言わせてもらうならば。好きな子以外と笑えって言われても無理なのはしょうがない。俺だって楓以外と腕組んで微笑めって言われたら・・・まぁ俺はできるけど、司には無理だろうね。こんなに可愛い彼女がいるなら紹介してくれればいいのに。ね、牧野さん?」
『あたしの・・・名前・・・』
親父に微笑まれて、ほんのり頬を染めた牧野。
「俺以外の男に微笑まれて、何で顔赤くしてるんだよ」
『えぇ?イヤ、だって・・・』
「だって?」
『道明寺とそっくりだからさ、道明寺が年取ったらこんな風になるのかなぁって・・・考えて・・・』
「お、お前・・・」
俺との将来を考えてたのか。
なんて可愛い事をするんだ、全く。

「やれやれ。牧野さんもこんな司相手じゃ大変だね。司抜きで少し話せないかな?移動する間だけなんだけど、ちゃんとここに送り届けてあげるから。」
『あたしとですか?』
「あぁ。いいだろう?司」
牧野が助けを求めるように俺を見る。
『ダメだ』
「いいって。さぁ着替えておいで。そのドレス姿も可愛いけどね」
呆気に取られている俺をよそに、あっという間に牧野の背中に手を添えてチャペルを出ていった。

今までなら傍若無人にチャペルをぶち壊しているところだが、さっき親父にガキだ甘いだ言われたばかりで暴れるのは憚れる。
クソッ
舌打ちをして、俺も着替えに行こうとすると呼びとめられた。
「なんだよ」
「総帥が彼女に何を言おうとしているのか、おわかり?」
「知るかよ、そんなもん」
「別れさせようとしているに決まっているでしょう。あわよくば、自分の愛人にでもしようとしているのではないかしら」
「何だよそれ・・・」

牧野が親父の愛人?
ふざけるな。
あいつはそんな事絶対するはずがない。
それよりも、親父が俺たちを別れさせようとしている・・・
あの態度はどう見たって牧野を気に入っているようにしか見えないけどな。
だけど、一抹の不安がよぎる。
その不安が現実にならないようにと、願うだけ。

あざ笑うかのように口角をあげたババァを睨みつけた。
「親子揃って女の趣味が同じなんて笑ってしまうわ。あなたが総帥に勝てるわけがない。与えられた仕事もこなせないような人が、大切な人を守れるわけないじゃない。だからガキだって言われるのよ。あなたの女嫌いなど、ビジネスに関係ないわ」
ババァが出ていった瞬間、近くにあった機材を蹴り飛ばした。

着替えてスイートの部屋に入り、何も考えたくなくてベッドに寝転んだ。
牧野がいつ戻ってくるかもわからない。
何日も一緒にいたから、隣にいない事が物足りない。
やっと手に入れられたんだ。
あの温もりを手放すなど考えられない。
親父に何を言われても、絶対に別れてやるものか。





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