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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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あの雨の日に 16.5

今日はつくし視点でお送りいたします。

では、続きをどうぞ↓

あたしだって、ずっと道明寺に会いたいと思ってた。
それが言えたならどんなに楽だろうって。
あたしからは会いに行けないから、店に来てくれるのは嬉しかったりするんだよ。
でもあたし素直じゃないから、女将さんに背中を押されないと何もできないんだ。
また、魔女に何かされるんじゃないかって。
時々思い出しては、びくびくしてる。

突然連れてこられたヨーロッパ。
行き先もスケジュールも何も話してくれないけど。
こんなに長く一緒にいるのは初めてだから、ドキドキしてるんだ。
もう子供じゃないんだもん。
もしかしたら、そういう事があるかもしれない。
道明寺が相手なら、あたしは後悔しない。
叶わないと思っていたあたしの希望。
叶えられるなら、怖くても立ち向かうよ。
道明寺を好きな気持ちは色あせていない。
あの時の大きさのまま、あたしの心を占領してるんだ。

お姉さんに連れられてきたブランドショップが立ち並ぶ通り。
『お姉さん、あたしには似合いませんって』
「なーに言ってるのつくしちゃん!今着てる服がどこのかわかってる?」
『え?そういえばタグまでは・・・』
「ここよ」
指差されたお店は、誰もが知ってるハイブランド。
『マジっすか・・・』
今すぐ脱ぎたい気分。
あいつのやりそうなことだとは思っていたけど、タグを見なかったあたしも悪いなぁ。
どうしよう。
とりあえずは汚さないようにしよう。
それしか思いつかない。

手当たり次第お店に入り、あたしをマネキンにしていろいろ着せかえしてるお姉さん。
「つくしちゃんは肌が白いから何でも似合うわね~」
なんて言いながら、次から次へと着せられる。
その中に好きなデザインのワンピースがあった。
来る前に道明寺から渡されているカードがある。
「好きに使っていいぞ。別にお前がいくら使おうが、俺には痛くも痒くもない」
そうは言ってもさ・・・
この値札、1000ユーロって書いてある。
・・・イヤイヤ、無理でしょう。
使えないよ、道明寺のカードなんて。
返せないもん、こんな金額。
こんな高い服、身分不相応だしね。
棚に戻してお姉さんの元へ向かった。

お姉さんに連れられて入ったレストラン。
ランチでも結構混んでいる。
「午後からも少しお買い物して、その後空港に送ってあげるわね。ニース行きの便は取れてるから、向こうの空港に西田が迎えに来てくれるから」
『はい。何から何までありがとうございます』
「あたしこそごめんなさいね、一緒にニースまで行けなくて。今晩こっちで用事があるの。」
『いえいえ。もう子供じゃないんですから、大丈夫ですよ』
「それにしても、見違えるくらい大人びたわね。いろいろ苦労もしたんでしょ?」
『まぁ、それなりには。でも、後悔はしてません。道明寺と別れた事も』
「そっか、後悔してないか。じゃあもう好きじゃなくなった?」
『あ、いや~それは~』
「やっぱりつくしちゃんは素直ね」
なんてごまかせばいいかわからなくて、暗に認める形になってしまった。

だって好きなものは好きだし。
もうどうしようも出来ないんだもん。
一緒にいればいるほどあたしの心は道明寺で占領されていく。
社会に出るのが早かった道明寺は、見違えるほど大人になっている。
紳士的な対応ができるし、今まで以上に優しくしてくれた。
この出張が終わったら、あたしはしばらく会わないようにしようと思ってる。
お店を辞めて、静岡に帰るつもり。
もう離れなきゃ。
これ以上、好きになってしまう前に。

「つくしちゃんにね、話しておかなければいけない事があるの」
『はい、なんですか?』
「司にね、縁談の話が持ち上がってるのよ」
やっぱりかと。
どこか冷静に見てる自分がいる。
「私のところまで話が来るっていう事は、うちの両親はかなり乗り気らしいわ」
『そうですか・・・』
「でも私は反対。司には、つくしちゃんがお似合いよ。今朝の2人の雰囲気とてもよかった。もう何年もお付き合いしてるカップルみたいだったわ」
『え、あ、いや、そんな、事は』
「つくしちゃん、お母様を説得する事も考えておいてね。私はいつでもあなたの味方だから。」
『・・・はい、ありがとうございます』

あたしは結局、何がしたいんだろう。
フランスまでついてきて、道明寺を突っぱねる事が出来るのだろうか。
もしそういう雰囲気になって、初めてを捧げられたとしてもそこで終わりなんて、そんな都合のいい事が出来るのかな。
わかんないよ。
道明寺があたしに優しければ優しいほど、あたしは苦しくなるんだ。



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COMMENT▼

いつかきっと

つくし視点良いですね。
この物語では、司視点が多いためか、
強引に拉致してつくしを連れまわし迷惑がって、
過去それほど司のことが好きではないから別れたのかなと
あわや勘違いするところでした(^_^;)はは。安心しました♪
でも弱気で自分から身を引くつくしが
果たして魔女に立ち向かう試練に勝てるのだろうか心配。
いつか二人が幸せになってくれると良いですね。
更新頑張って下さいませー楽しみにしています。

つくし、頭の中で色々考えてたんですね。
本当は司の腕の中に飛び込んでしまいたい。でもその先に待っている物を考えると・・・・切ないです。司がどんなに真っすぐにつくしを求めても、つくしは立ちはだかる現実の方をみてしまうんですね。
そしてまた依然と変わらない楓さん。
椿お姉さん、どうか二人の味方になってあげて欲しいです。

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