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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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あの雨の日に 15

間違ってタイトルだけ公開しちゃいました・・・

では、続きをどうぞ↓

「司~なんでつくしちゃんと来るって言ってくれないのよ~レストルームで見間違いかと思ったわよ!まさかつくしちゃんがパリにいるって思わないでしょ?聞けば司と来てるって言うし」
俺に口を挟む余裕もくれず、一方的に話す姉ちゃん。
なんでいるんだよ・・・
「明後日こっちでパーティがあるから買い物ついでに早目に来たのよ。よかったわ~一日でも遅かったらつくしちゃんに会えなかったのね」
『そ、そうですね・・・』
牧野も姉ちゃんの勢いに押されてるじゃねぇか。
「さっき西田に司のスケジュール聞いたわ。」
「はぁ?何勝手に」
「明日ニースに行く予定なんですってね。私が送り届けてあげるから、明日一日つくしちゃん借りるわよ。一緒にお買いものしましょうね。手ぶらで来たって言うから、私がいろいろ揃えてあげる。もちろん、請求は司でね!」
「はぁ」
ため息しか出ねぇ。
牧野の物を買うのに金を出すのはいいけど、なぜそれを姉ちゃんと行くんだよ。
っつうか、ホテルの部屋に一通り揃ってるよ。
言ったって聞かねぇだろうなぁ。
せっかく2週間、牧野とずっと一緒にいられると思ったのに邪魔が入った。
しかも、俺の言う事一切聞かない人に。
「つくしちゃん、明日の朝ホテルの部屋にお迎えに行くわね。私今回はメープルじゃないのよ。」
『あ、はい、わかりました』
チラッと俺を見た牧野は、なんだか申し訳なさそうな顔をしていた。

レストランを出て、姉ちゃんと別れた途端に牧野大きく息を吐いた。
『お姉さんってあんな人だったね。すっかり忘れてた。』
「嫌なら断っていいんだぞ?」
いっそのこと断れ!
『ん~こんな機会無いと思うし、行って来ようかな。女同士だもん、話したい事もあるし』
まさか姉ちゃんと店が被るとは思ってもみなかった。
しかもフランスで。
他の店にしとけばよかった。
って言ってももう遅いな。
ホテルまでの道すがら、車の中で溜め息ばかりがこぼれた。

『あ・・・のさ、ホテルの部屋って別々・・・だったり・・・』
「俺がいつも泊まる部屋は同じ部屋ねぇんだよ。ベッドルームもバスルームも2つ以上あるから気にすんな」
『あ、そう・・・』
まだ寝室を一緒にしようとか、そこまで思ってもいない。
2週間あるんだ。
焦る必要はないって、ちゃんと理解している。
でも、帰国するまでには今の関係を打破したい。
もう離れる必要などないように。

ホテルの部屋に入り、牧野が使うベッドルームを案内した。
「こっちが牧野が使う部屋。クローゼットとパウダールームに必要な物は揃っている。だから明日姉ちゃんと買い物行く必要なんかねぇんだぞ?」
再度ダメ押し。
『お土産買ってくる。パリなんて次いつ来るかわかんないもん。明日ニース行くんでしょ?エッフェル塔とか見たいしね』
「牧野がそれでいいならいいけどよ。ここは今日だけだから、明日荷物まとめとけ。リビングに置いとけば持っていくから」
『うん、わかった。なんか・・・ありがと。始めはね、何であたしまであんたの出張に連れまわされなきゃいけないのって思ってたんだけど、今は来て良かったかもって思ってる。すごく、あたしの人生観が変わりそう。お姉さんにもずっと会いたいと思ってたから、良かった』
ベッドの縁に座り、俺を見上げながら牧野が言った。

「何で姉貴に?」
『謝りたかったの。あたしを応援してくれてたのに、応える事が出来なかった。お姉さんにだけは、素直に何でも話せるんだよね。やっぱり女同士だから、わかり合える部分も多いし。』
「俺には言えない事も?」
『もちろん。お姉さんに言っておけば、あたしは強くいられた。勝手に物事進めちゃうとこもあるけど、それに助けられた部分もある。』
ソファーの肘かけに腰掛けて、牧野と向き合った。

俺に言えない事、そこに引っかかりを覚えるが今問い詰めるわけにもいかない。
聞いたところで答えるとも思えないし。
『道明寺に対して、心残りがなかったわけじゃないんだ。あんな別れ方しちゃったし。あの時のあたしには、あの選択は間違っていなかったと思える。思いたい。だから、あまり聞いてこないあんたにも助けられてるよ。』
「どうせお前は聞いたって答えないだろう?」
『うん。きっと、お墓まで持っていく秘密かな。アハハ、なんか悪女みたいだね』
「お前が悪女になんかなれるわけねぇだろ?正義の塊みたいなやつが」
『あんたの知らないあたしだっているよ。本当はすごい事考えてるかもしれないじゃん』
「だったら面白いな。」
突然大きなあくびをしだした牧野。
「眠そうだな」
『時差ぼけってやつかな?』
「そうだろ。シャワーして寝ろ。バスルームはあっち」
『うん。そうする』
「おやすみ、牧野」
『おやすみ~』
俺が立ちあがり部屋を出ると、バスルームのドアがしまる音がした。

覗きに行きたい。
でも、我慢。

もう1つのベッドルームに入り、俺もバスルームに向かった。


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