FC2ブログ

It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

11<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>01

空を見上げた時 77

1週間ぶりの更新です。
次で終わりかな~と思いながら書きました。
では、続きをどうぞ↓

『何から何までありがとう』

「気にすんな。お前だからやっただけ」

『何も返してあげられないけど・・・』

「これで十分」

触れるだけのキスをした。

『・・・お、お父さんいるのにっ』

慌てるあたしをよそに、クスクス笑い出す道明寺。

クイっと顎を向けた先には、窓際で電話してるお父さん。

何もかもが上手で、なんかムカつく。

用意してくれた服も、あたしにピッタリのそのまま仕事に行けるようなワンピースとジャケット。

ヒールの無い靴は、痛めた足を気にしないで歩ける。

「もうすぐうちの美容部員来るから、メイクしてもらえ。お前のスッピン見られるのは俺だけでいい」

『・・・そ、そんなの、当たり前でしょ』

意味がわかって顔が赤くなる。

もう離れられない運命なんだって、覚悟は決めているから。



美容部員が来て、メイクもしてもらって髪もアップにしてもらって。

「皐月、そろそろ行こうか」

『うん』

「じゃあね、司くん。いろいろと感謝するよ」

「いえ。彼女の為なら惜しみません」

「噂で聞いていた姿は想像もできないね。皐月は本当に素敵な彼を持ったみたいだ」

『お父さん、噂って何?』

「ハハ、気にする事はない。車を待たせてるから行くよ」

『・・・?あ、道明寺、またね。連絡するから』

「おぉ。じゃあな」

ゆっくりと歩くあたしにお父さんがペースを合わせてくれて、エントランスで待機していた車に乗り込んで会社に向かった。




記憶が戻ったからって、仕事には何も支障はなかった。

時々思い出したように皐月でいなきゃって意識して、ぎこちなくなると横でお父さんが笑う。

「そのままでいいんだよ」

『わかってるんだけど・・・』

あたしの記憶の事なんか知らない人たちは、そんなあたしたちを見て首をかしげていた。



夕方にはお父さんは神戸に帰っていった。

「今度、時間がある時に牧野のご両親に挨拶に行くよ」

お互いを会わせるのは、パパとママにとっては複雑な心境かもしれない。

それでも会わせないわけにはいかないもんね。

『うん。お父さんの予定に合わせるから。』

結婚式には、揃って出てほしい。

本当の両親と、養父。

どっちもあたしにとってはかけがえのない人。



誤解は早く解いた方がいいと思って、あたしは滋さんの会社にアポを入れた。

どっちで言えばいいのかわかんなくて、とりあえず逢坂皐月で。

次の日には早速予定を空けてくれて、滋さんに会いに行った。

応接室で待ってると明らかに態度が怒ってますって感じの滋さんが入ってきた。

「何の御用かしら?司を取らないでって釘でも刺しに来た?」

『あ、あのね、滋さん・・・』

「滋さんなんて容易く呼ばないで」

『いや、だから、あたし、牧野つくし・・・なんだけど・・・』

「何であなたがつくしの名前知ってるのよ!」

『知ってるも何も、記憶が戻った・・・から?』

「・・・えええぇぇ!!記憶戻ったの?つくし?つくしなの?」

『あ・・・うん・・・まぁ、そういうこと』

「キャーーーー!!それなら早く言ってよ!何しに来たんだって超怪しんだんだけど!え、司は知ってる?もちろん知って
るよね?他の人たちは?F3とか」

『あ、まだ道明寺しか知らないかな?あいつが言ってればわかんないけど』

「じゃああたし司の次なの?イヤン!つくしの親友として超嬉しい!」

『滋さんにはいろんな誤解させちゃったから、謝りたくて。本当にごめんなさい』

あたしが頭を下げると、向かいのソファーから滋さんが飛んできてあたしの隣に座った。

「もうやめてよ。むしろ私の方こそ謝らなきゃいけない事ばっかり。つくし以外の人が司の隣にいるのが許せなくて、パパ使
って嫌な事いっぱいした。司にもつくしにも嫌な思いさせてごめんね。」

『ううん。』

「仲直り。」

今までからは想像もできないくらいの優しさでハグされた。

あたしも背中に腕を回して、安心する。

「何やってるんですか、女2人で」

視線をあげた先には桜子。

「その様子から見て、先輩の記憶が戻ったようですね。よかったです。安心しました」

『桜子にもたくさん心配掛けてごめんね』

「いいえ。先輩の為ですから。・・・それより滋さん、そろそろ離れたらどうですか?いい加減先輩も迷惑です」

「あ、ごめんね?」

『ううん、大丈夫。』

「ねぇねぇ、今晩ディナーでも行こうよ!優紀ちゃんも呼んで、4人で騒ごう!」

「いいですね、先輩は?」

『大丈夫!優紀もずっと連絡してなかったから、喜ぶと思う』



記憶が戻って、改めて思う。

牧野つくしは恵まれているんだって。




ポチっとお願いします。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



COMMENT▼

いよいよ佳境を迎えるんですね。滋さんの態度が想像以上にフレンドリーで安心しました。つくしが大好きな滋キャラがとても好きでしたから。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://stormstory849.blog.fc2.com/tb.php/294-020df6a7

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

プロフィール

MAMI

Author:MAMI
原作、ドラマどっちもファンです!
設定が混ざってしまうかもしれません。
お許しください…

不定期にて週2回の更新が今の精一杯です…

たくさんのアクセス、拍手、コメントにいつも感謝してます!

バナーを作ってみました。
さらに、素敵なバナーも頂きましたので好きなのをお持ち帰りください。
当サイトはリンクフリーです。←今さら
好き勝手にペタペタしてくださいませ。


ログイン数

参加中

リンク

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR