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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 67

明日は更新できません。
なので、早くて次は月曜日。

では、続きをどうぞ↓

皐月と逢坂社長が挨拶しているところを遠目に見ていた。

「あれ、うちとも取引のある大塚商事の息子。絶対皐月狙い」
「あいつもだろ?さっきの鴻上コーポレーションの次男。婿養子行かせようって見え見え。」

総二郎とあきらがブツブツと言っている。

一人二人とそういう男が増えていく度に、俺はイライラしていく。

元々磨けば光る奴だった。

ボンビーだったせいで見た目に金を掛けられなかっただけで、イイ服着て手を掛ければ美人なんだよ。

色は白いし、目は大きくてぱっちりとしているし、スタイルだって悪いわけじゃない。

今は金掛けてる分、昔よりはかなりキレイになっている。

仕事だってわかっていても、あの人懐こい笑顔を他の男に振りまいてるなんて・・・

「チッ」

「さっきから司舌打ちばっかりしてる」

「誰に対しても、態度変わらず笑顔振りまいてるもんな。」

「今日だけで何人皐月に落ちた?俺数えただけで6人」

「俺8人くらいいると思うけど」

「連絡先渡してる奴もいたよ」

「「「はぁ?」」」

「どっかの秘書だと思うけど。司トイレ行ってたし、総二郎とあきらはナンパ行ってたし」

「俺のいない間に・・・」

「あいつだよ」

類が差した先、俺の知らない親父と共に若い男が立っていた。

そいつに向かって真っ直ぐ歩いていく。

「おい、司!」

総二郎やあきらの止める声など耳にも入らない。

「初めまして、道明寺と申します。」

「いやぁ、うちから挨拶せねばいけないところをありがとうございます。初めまして、三和精機の大貫と申します。」

「秘書の貝森です」

名刺の交換をして、貝森と名乗った男を上から下まで見定める。

「道明寺さんは先ほどエスコートされてましたが、ご令嬢とどういう御関係で?」

「見ての通りですよ。婚約しています。」

「そうでいらっしゃいましたか。貝森がご令嬢と以前からの知り合いでして、先程は失礼な態度を」

「彼女はそのような事を気にする方ではございませんので。少し彼とお話したいのですが、お借りしてもよろしいですか?」

「えぇ、それはもちろん!貝森、失礼の無いようにな」

「あ、あぁ、はい。」

大貫社長が離れたのを確認すると、貝森という男を睨みつけた。

「どういうつもりだ?皐月に連絡先渡すなんて」

「どういうつもりも何も、再び連絡を取りたいと思ったまでです。」

堂々とした態度に、余計に腹が立つ。

「お前・・・大学が同じなのか?」

「いいえ。皐月の初めての男です。」

「初めて?」

「えぇ。道明寺さんも大人なんですから、意味はおわかりでしょう?」

何を偉そうに。

勘違いしているこの男、バカじゃねぇの。

「お前、バカなのか?未経験の女抱いたことないんじゃねぇの?」

「・・・皐月と出会うまでは、程々に遊んでましたよ」

「だったら皐月が初めてじゃなかった事くらいわかんだろ。」

「あなたに何がわかるっていうんですか」

「わかるよ。皐月の初めては俺だからな」

「・・・意味がわかりません。本人が初めてだって言っていたのに?」

「あいつが記憶喪失なのは知ってるよな?」

こくりと頷く。

「その記憶を失くす半年前、俺たちは結ばれている。」

「じゃあ、道明寺さんは記憶を失くす前の皐月を知っているって言うんですか?」

「あぁ。あいつは俺の婚約者だ。あいつの大学卒業を待って、結婚する予定だった。」

「皐月はそれを何も知らないまま・・・」

「あいつには何も言っていない。周りが言ったって記憶が戻るわけじゃないからな。自分から思い出さなきゃ意味がないん
だよ。」

俺が散々言われた言葉だ。

貝森は何を考えているのか、黙り込んでしまった。

「勘違いすんなよ。お前とが初めてだと言った事は全て、俺と経験済みだ。皐月と再び連絡しようと思わなくていい。お前に
はもう望みはないからな。」

少し俯いていた顔を、俺を睨むようにして顔をあげた。

「皐月にバラすか?好きにすればいい。俺とお前、どっちの方があいつは信用してるだろうな。別にバラされたところで、皐
月は元々俺の婚約者だったんだ。何も変わらない。」

「・・・随分と自信がおありですね」

「当たり前だろう。今の俺たちには、家柄や何だというしがらみがないんだからよ」

「・・・そうですよね。僕には無理でした。逢坂社長は、僕を歓迎していなかった。」

睨んでいた目元が緩み、上がっていた肩も下がった。

めんどくせぇな、元彼ってやつは。

「皐月からお前には連絡させない。繋がる必要もない。俺が言いたいのはそれだけだ。」

踵を返し、総二郎たちがいるところへ。

これであの男は大丈夫だろう。

皐月を傷つけるような事をしてみろ。

三和精機ごと潰してやる。

「司、皐月どこ行ったかわかるか?」

「ちょっと目を離したらいなくなったんだよ」

会場の真ん中を歩いてきたはずなのに、皐月の姿を見ていない。

「トイレじゃねぇの?」

「じゃあ類に会うか」

「類?」

「さっきトイレって会場出たばっか。」

「俺もトイレ行ってくる」

会場の出口に向かう途中で、皐月が扉から入ってきた。





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