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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 65

旦那が盆休みで更新できませんでした。
日々訪問してくださった方々、告知もなく申し訳ないです。

では、続きをどうぞ↓

東京へ向かうヘリの中でも、会議中でも、書類を読んでいても、気になるのはデスクの上に置いてある弁当箱。

最後に牧野が作った弁当を食ったのは何年前だろう。

たぶん、俺が記憶を失くして入院している時じゃないか?

普段は何が入っているかわかんねぇ食いもんに手をつける事はないけど、あれだけは食べられた。

俺は本能で牧野が作ったものだってわかっていたんだ。

早く食いてぇけど、お昼まで開けるなって言われてるしな・・・。

はぁ。

本人がいねぇのに、忠実に言う事守ってる俺ってすげぇ。

チラチラと時計を見ながら仕事をする姿に、秘書が溜息をついている事など司は知らない。






「司ーご飯食べながら打ち合わせしよう」

午後から道明寺で会議の為、滋は司の部屋に来た。

滋がテイクアウトの昼食を買ってきて一緒に食べるのは今までにも何度もあった。

「今日は飯あるからいらねぇ」

「え・・・?」

「ゆっくり食えそうにもねぇな。しゃあない、始めるぞ」

先にテーブルについてしまった司に従うように、滋も席に着いた。

包みを開いて、ニヤリとしながらメッセージカードを読んで胸ポケットにしまう。

蓋を開けて写真を撮った後、箸を持ちながら打ち合わせが始まった。

滋は話を聞いているようで耳には入っていなかった。

目の前で司が誰かが作ったお弁当を食べている事に気が落ち着かない。

・・・彼女?

でも、神戸でしょ?

届けさせた?

いや、司が行っていた?

あぁ!!昨日、ホワイトデーだ!

彼女かぁ。

桜子が言ってた通り、つくしが作ったお弁当みたい。

お金持ちのお嬢様が作ったとは思えないくらい、見たことないおかずが入ってる。

それを1つ1つ、美味しそうに食べてる司。

いつも私が買ってきた食事は、半分くらい残して終わるのに。

「聞いてんのか、滋」

「聞いてるよ~」

聞いてるよ、司の声好きだもん。

お弁当を食べ終えた司は、お弁当箱を洗うように秘書に指示を出してる。

そのお弁当箱は司の引き出しに大事そうにしまわれた。

やっぱりムカつくもんはムカつく。

「ねぇ、今度私がお弁当作ってきたら食べてくれる?」

「お前料理なんかできねぇだろ。変な物食わされるのはごめんだ。俺はシェフか皐月が作ったもんしか食わねぇんだよ」

ホントに失礼な奴!!

この前怒らせちゃったから怒らせないようにって気を遣うのも疲れてくる。

どうにかならないかな。

私の気持ちも、司の気持ちも。



4月。

私の就任パーティは、横浜にあるメープルホテルで行われている。

私のエスコート役は司。

「あれ?大河原の令嬢と婚約してるはずでは?」
「花沢の御曹司とじゃなかった?」

至るところから聞こえてくる陰口みたいなものに、文句を言いに行きそうになる司を宥めながらステージまで歩いた。

スピーチをして降りると、お父さんと共に挨拶まわり。

覚えきれないくらいのお客様に会っていると、顔の筋肉が引きつってくるのがわかる。

次は誰だろう、そう思っていると私の視界に知っている人が現れた。

『航・・・さん?』

「久しぶりだね、皐月」

「こら、ホスト相手に失礼じゃないか」

「申し訳ございません。お久しぶりです、逢坂社長、逢坂支社長」

「やぁ。家業は継がなかったと聞いたが、こんなとこで会うとはね」

「社長秘書をしております。」

「まだ仕事は半人前ですが、なかなか芯のある奴でしてね。」

「そうですか。私は大学生の頃しか知りませんので、さぞかし立派になられたんでしょう」

「おや、そんな前から貝森をご存じで?」

「えぇ。」

お父さんと相手企業の社長さんが話していると、航さんは周りに気付かれないように私に小さな紙を渡してきた。

お付き合いしていた頃と変わらない笑顔。

爽やかさもそのままで、少しだけ大人度が増した感じ。

・・・これ、司見てないよね?

キョロキョロと見まわし、司が見つからない事に一安心して一息ついた。

挨拶も終わり、私だけにわかるように手を振り去っていった航さん。

この紙どうしよう・・・・

とりあえずクラッチバッグにしまい、次の挨拶に。








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