FC2ブログ

It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

11<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>01

空を見上げた時 64

台風による大雨洪水の被害をニュースで見るたびに、読者の中にもそういう方がいるんだろうかと心配になります。
本当に、天災には敵いません。
うちの実家の近くの川が氾濫警報?みたいのが出たらしく、ド田舎のくせに全国ニュースに出てました。
冠水した家も、雨水が引いた後の片づけが大変だと聞きました。
一刻も早い復旧を祈っています。

では、続きをどうぞ↓
目が覚めて、枕やシーツの感触がいつもと違う事に気がつく。

あぁ、そうか。

皐月の部屋に泊まったんだった。

目を閉じたまま皐月を手繰り寄せようと手を伸ばしてみるも触れない。

おかしい。

そう思い目を開けた。

「さつき?」

俺の声は皐月の部屋に響いただけで、返事が返ってくる事はなかった。

起き上がり、ベッドの足元にあるオットマンの上に畳んで置かれていたバスローブを羽織る。

バスルームにもいない皐月。

どこに行ったんだろうと思い、部屋を出ようとすれば扉が開いて皐月が入ってきた。

『あ、起きてたの?おはよう』

「どこ行ってた?心配するだろ」

『フフ、これ作ってたの』

手に持っている包み。

見覚えがある。

「弁当・・・?」

『うん。司の口に合うかわからないけど、作ってあげたいなって思って。本当に普通のおかずばっかりなんだけど』

弁当を持っているさつきごと抱きしめた。

『・・・司?』

「すげぇ嬉しい」

『よかったぁ。いらないって言われちゃうかなって不安だったんだ』

「そんな事言うわけねぇだろ?皐月が作ったんだから、絶対美味いに決まってるしな」

『大げさだよ』

クスクス笑う皐月は俺から体を離し、デスクの上に弁当を置いた。

紺色の包みとえんじ色の包み。

「こっちは自分のか?」

『うん。時間が違っても、同じもの食べられるね』

弁当箱を撫でながら言う皐月に朝日が射し、この世にこんなにキレイな物があるのかと思った。

それが自分の彼女で、一生こいつしか愛さないと決めた女で・・・

手を伸ばそうとして、一瞬、ほんの一瞬だけ触れるのを戸惑った。

振り返った皐月が戻し損ねた俺の手を両手でつかむ。

『シャワーしてないんでしょ?入ってきて。一緒に朝ご飯食べよう』

鼓動が速くなる。

どうしようもない感情が俺の中を渦巻いて、空いている左手で皐月の頬を撫でた。

自分の顔が赤くなっているのがわかるから、皐月の顔も赤くしてやろう。

案の定赤くなった顔はいつも見ている顔で。

こんなに些細な事で幸せを感じられる。

きっとこの先も、皐月の何気ない表情とかにドキッとさせられるんだろうな。

誰にも渡したくねぇよ。




「結婚しようぜ」
『・・・フフ、うん』





左手を後頭部に持っていき、おでこを合わせた。

「俺がお前を幸せにする」

『私があなたを幸せにする』

「約束、だな」

『破られる事のない約束だね』

唇をチュッと合わせるだけのキスをした。

『シャワーしないと時間ないよ?』

「おぉ、今行く」

名残惜しそうに俺の手を離し、バスルームに向かった。




朝食は早いからか2人で、出された和食の膳に少しだけ箸をつけた。

とっさにしてしまったプロポーズ。

本当はもっとムードたっぷりって思っていたけど、あの瞬間に言いたくなった。

言わなければ後悔するんじゃないかって。

仕事もそうだけど、婚約指輪のデザインもしないとな。

候補のブランドを頭の中で挙げ、皐月にはどこが似合うだろうかと考え始めた。




移動時間を考え、7時前にはここを出なければいけない。

「皐月の就任パーティまでは会えそうにないけど、それまでイイ子にしてろよ?」

『子供じゃないんだから。後2週間で、私もここを出るの。新居に遊びに来てね』

神戸と東京に比べたら、横浜と東京なんて可愛いもんだな。

「俺の着替えおいとかねぇと。っていうか俺も住むかな」

『タマさんが可哀想よ』

「結婚してから戻ればいいよ」

皐月と同棲か・・・悪くねぇな。



『もう時間』

寂しそうに言う皐月を愛しく思い、優しく抱きしめた。

「お前は今日から俺の婚約者だ。正々堂々としていろ」

こくんと頷いた皐月の額にキスを落とし、ヘリに乗って東の空へと旅立った。





ポチっとお願いします。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



COMMENT▼

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

最高!

花男が大好きで今まで様々な二次小説読んできたんですが、オーナーさんが書くこのサイトが一番好きです!
設定が独自なのに、かなり説得力のある流れになっていて素敵です!
これからも拝見します。
お忙しいでしょうが、頑張って下さい!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://stormstory849.blog.fc2.com/tb.php/281-8f219f27

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

プロフィール

MAMI

Author:MAMI
原作、ドラマどっちもファンです!
設定が混ざってしまうかもしれません。
お許しください…

不定期にて週2回の更新が今の精一杯です…

たくさんのアクセス、拍手、コメントにいつも感謝してます!

バナーを作ってみました。
さらに、素敵なバナーも頂きましたので好きなのをお持ち帰りください。
当サイトはリンクフリーです。←今さら
好き勝手にペタペタしてくださいませ。


ログイン数

参加中

リンク

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR