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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 59

0574ランキングがなくなってしまったようで・・・
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ここはどこだろう。

見覚えのない旅館で、周りを見渡せば隣には類がいる。



遠くから、ガラスが割れる音が聞こえる。

類の制止する声も聞こえる。

でも、私の体が勝手に走り出していた。

_なんで、この部屋だって知ってるんだろう。

ためらいなく襖を開けると、横になっている司の上に肌蹴た浴衣の大河原さん。

見てはいけないものを見てしまった。

慌てて襖を閉める。

私を追ってきた類に、何か言わなきゃと思うのに声が出ない。

溢れる涙。

次第に呼吸さえも苦しくなってくる。



「・・・つき、皐月!起きろ!」



ハッとして目を開ける。

真冬だというのに、汗で髪が顔に張り付いていた。

頭が重い。

握りしめていた布団は、どれだけ力が入っていたのか皺だらけで。

喉がカラカラに乾いて、夢と同様に声が出せないでいた。

喉を抑える私の仕草に、司が冷蔵庫からペットボトルの水を渡してくれる。

半分くらいを一気に飲み干して、荒れた呼吸を落ちつけた。

「どうした?怖い夢でも見てたか?」

言ってもいいものか。

でも夢だから、大丈夫なのかな。

夢にしてはあまりにもリアルで怖かった。

互いにバスローブを着て、ベッドの縁に座る。

『あのね、旅館だと思うんだけど・・・』

私が見た夢を、覚えている限り話していく。

司は眉間に皺を寄せながらも、全てを聞いてくれた。

『怖かった。現実なんじゃないかってくらい、鮮明だったの。』

何でこんな夢を見たんだろう。

昨日話して、あのキスは事故だったって解決したはずなのに。

司は私の肩を抱き寄せ、頭頂部に唇を感じた。

「昨日の今日でそんな夢・・・忘れちまえ」

『正夢には・・・ならないよね・・・?』

「当たり前だ。俺は死ぬまで皐月以外を抱くつもりはない。」

司に抱きついて、ざわつく心を宥めていく。

「明日の朝早いんだから、寝ないとバテるぞ?」

『新幹線で寝るから大丈夫。でも、司が寝ないとね』

「横になって、寝られるなら寝ればいい。俺はずっとそばにいるから。」

ベッドに横になり、司に抱きしめられているとだんだんと瞼が重くなってくる。

司の体温と、心臓の音と、髪を梳いたり後頭部や背中を撫でる手が心地いい。

こんなに依存してしまっている現状に不安もあるけれど。

もう抜け出せないし、司以外愛せないのが事実。

あんな夢はもう2度と見たくないと思う。

例え未遂であっても、気分が悪い。

もし司がいない時にこんな夢を見てしまったらと思うと、私はどうすればいいのだろう。

ウトウトしながらも、頭の隅で考えていた。

あぁ、気持ちいいな、司の腕の中は。

まるで私の居場所だと決まっていたかのように。

司のバスローブの襟をキュッと握って、顔をすり寄せ眠りに就いた。





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