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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 51

『こんにちは、タマさん』

「ようこそいらっしゃいました、皐月お嬢様」

お正月に来た時に連絡先を聞いてたから、あらかじめタマさんに連絡しておいた。

『司には…?』

「もちろん内緒にしてますよ。今日来る事は知らせていません」

『ありがとうございます!夕方少し出かけます。食事もしてきますので』

「わかりました。坊ちゃんの帰宅は日付が変わるかどうかのお時間だと思われます。」

『はい。時間まで司の部屋にいますね。出かける時にまた声掛けます』

部屋に行こうとして、はたと気づく。

『あの、これ冷蔵庫に入れておいて貰ってもいいですか?溶けたら嫌なんで・・・』

「かしこまりました。いつお渡しになりますか?」

『ん~私が帰ってきた時にお願いします』

「承知いたしました。大切に保管してさせていただきます」

タマさんではないメイドさんに司の分のチョコを渡し、部屋に向かった。



司の家からタクシーで待ち合わせ場所へ。

外は寒いから嫌。

という理由でなぜか本屋さんで待ち合わせ。

『類』

私より先に着いていたらしい類は、女の子の視線を気にすることなく文庫本を読んでいた。

「皐月、ちょっと待ってて」

その本が気に入ったのか、レジに持って行った。

類の車の助手席に乗って、予約してくれているというレストランへ。

『ごめんね、ごたごたに巻き込んじゃって』

「それは別にいいんだけど、逢坂さんなんだって?」

『類との婚約は考え直すって言ってくれた。でも、また司が何かしたら、その時は本当に結婚させるって。』

「そっか。別に俺は皐月と結婚してもいいけど?」

『えっ・・・』

「もし司とダメになったら、俺のとこおいで。誰にも反対されないし、逢坂さんも喜ぶ。」

『そんな、事・・・』

「絶対ないとは言い切れないでしょ?皐月にとっても、全く知らない男よりは俺の方がいいと思うけど。ね?」

『ね?って。私は、司以外とは結婚しないもん』

「もしもの話。俺はいつでも受け止めるから、皐月も頑張るんだよ」

この人はいつでも、私に逃げ場所をくれる。

その温かい胸に飛び込んでいけたらどれだけ楽で、穏やかな日々が送れるんだろう。

それでも私は、燃えるような熱い想いをぶつけてくる司が好きなんだ。

『ありがとう、類。本当にありがとう』

「それは、この話が決着着いてからでしょ?司との婚約が決定するまでは、気が抜けないよ」

『うん。あ、これ、バレンタインのチョコレート。甘くないけど』

「…司仕様?」

『まぁ、そうなります』

「そう。ありがと」

『今年は時間なくて手掛けられなかったから、来年はもうちょっと手の込んだもの作ろうと思って。私のチョコは、大切な人
にしかあげないの。今年はお父さんと司と類。きっと、ずっと変わらないと思う』

類はずっと私にとって大切な人。

それは変わらないよ。

何があっても。



司の家まで送ってくれた類。

『私の家じゃないから寄ってく?とは言えないんだけど』

「いいよ。また今度。じゃあね」

そう言って、帰っていった。

メイドさんからチョコを受け取り、司の部屋へ。

シャワーをした後、落ち着かなくて部屋の中をちょろちょろしてみたりして。

でもそのうちレストランで飲んだワインが効いてきて、眠くなってきた。

司の香りがするベッドにもぐりこんで、いつの間にか寝てしまった。




日付が変わるかどうかのところでやっと家に帰れた。

開けられた玄関。

いつもより使用人の数が多いような気がする。

「お帰りなさいませ、坊ちゃん」

「タマ、今日は人数多くないか?」

「そうですか?気のせいでしょう。お疲れでしょうからゆっくりとお休みください」

「・・・いつもはそんな事いわねぇじゃねぇか。」

「まぁまぁ。早く部屋にお行き!」

「痛ってぇ!」

杖でケツを叩かれた。

なんだっつうんだよ・・・

痛むケツを摩り、ネクタイを緩めながら部屋に向かった。

ドアを開ける前から、何かがいつもと違う気がする。

何が違うかはわかんねぇけど。

ドアを開けてみると、電気がついている。

もしかして・・・!

ベッドに少しのふくらみ。

近づき覗いてみれば、皐月が幸せそうな顔して眠っていた。

使用人があれだけ出てきたのも、タマが早く部屋に行けと言ったのもこれが理由か。

顔にかかる髪をよけ、頬にキスを落とした。

偶然か否か、明日は少しゆっくりできる。

夕方に打ち合わせが入っているだけだ。

皐月の顔を見れただけで、元気が湧きでる。

・・・牧野、やっぱりお前は俺の太陽だよ。

俺の人生に欠かせないんだ。

記憶がなくても、たった1人の大切な人。

ふと顔をあげるとサイドテーブルに小さな紙袋がある。

そういえば、明日バレンタインだったか。

包みを開け、1つ口に入れた。

甘さも控えめで、ほんのりブランデーの香りが残る。

甘いものが得意じゃない俺に、皐月が考えて作ってきたのか。

そういうとこ、すげぇ可愛い。

もう1つ口に入れ、溶けないように部屋の冷蔵庫へ。

たぶん、これの存在知らねぇな?

隠してるからしゃあねぇか。

シャワーして、皐月の隣に潜り込もう。

起こしてもいいよな?

夜はまだまだこれからだ。




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Re: 蠕?※縺ェ縺?h??=^0^=)?松

Rose様

コメントありがとうございます。
鍵コメでありながら、お名前の公表お許し下さい。
実はRose様から頂いたコメントが文字化けしてしまい、読む事ができません。
タイトルでわかりますかね?
こんな感じなんです。
エンコードの変更や、テンプレートの再ダウンロードをしても直る気配がなく…
PCにそれほど詳しくもないので、これ以上は対策のしようがありません。
申し訳ありませんが、再度コメントしていただけますでしょうか?
せっかくいただいたコメントですので、ぜひ読みたいです!!
お手数おかけしますが、よろしくお願いします。

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Re: ごめんなさいです0(>_<)0

Rose様

コメントありがとうございます。
対応が遅くなってしまってすいません・・・
熟読したので(笑)削除させていただきます。
お話には影響出ませんよ。
ラスボスは決まってますから(^v^)
では、また気が向いたらでいいのでコメントしてください!

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