ですが、後半はお話に大事な部分。
・・・自己責任でお読みください。
では、どうぞ↓
体に何かが這っている気がする。
くすぐったいような、でも心地いい触り方。
あ、そっか。
昨日あのまま寝ちゃったから、お互い裸のままなんだっけ。
どうしよう、あんまり明るいと恥ずかしいな・・・
っていうか、司起きてる?
『んっ・・・』
私が目を開けたのと、司が私の胸の突起を含んだのが同時だった。
『ちょっと、何してるの?』
「昨日のリベンジ」
そう言って再び口に含み、転がされる。
昨日執拗なくらいに責め立てられ、私が感じるポイントは全て知り尽くしている司。
普段はくすぐったいわき腹や背中も、官能が高まれば撫でられるだけで吐息が漏れる。
『朝から、やめて、よ・・・』
じわっと濡れ始めているのがわかる。
胸から顔を上げた司は首筋に舌を這わせながら、私の脚を開かせ指で割れ目をなぞる。
「もう濡れてきてんじゃねぇか」
『んぅ、ん・・・』
私の口を塞ぎながら入れられた指。
司の指は長くて、数を増やされれば声を我慢するなんてできない。
『んっ、・・・んぅ・・・』
司の舌が口内を自在に動いていても、私は首に回した腕に力を入れるしか出来ない。
司の指が増えた圧迫感に一段と声が上がる。
やっと離してくれた口からは酸素を求め、声を抑える事も難しい。
部屋の外のどこに使用人がいるかもわからない状況で。
『いやぁ、ダメ、あ、あぁ、イ・・・クぅ・・・』
目の前がチカチカする。
司の指によって、一度目の絶頂を味わった。
「入れるぞ」
間髪いれず、司のが入ってくる。
解放されたはずの圧迫感に再び襲われ、覆いかぶさっている司の背中に手を回す。
司が動く度にとめどなく声が漏れ、私の耳にも聞こえるくらい結合部から水音がする。
・・・私は司とのセックスに感じていながらも、どこか冷静になってる自分もいた。
司の背中の傷跡、指先に触れるんだ。
どうしても、一昨日言われた事を思い出す。
身長もスタイルも変わらない亡くなった恋人。
ううん、司くらいの大企業の御曹司が婚約までしたんだから、相当好きだったんだろうな。
政略結婚が当たり前の世界で、司はちゃんと恋愛してた。
私に出会うまで誰とも恋愛してなかったのは、忘れられなかったからでしょう?
きっと、一生越えられない存在になる。
亡くなった人には、どうしたって勝てないんだから。
思考を目の前の司に戻す。
昨日がウソみたいに、私の中をまるでえぐるように動く。
私の足を肩に担ぎ、最奥を突かれれば一溜まりもない。
『ダメ、ダメ、いやぁ、つ・・・かさぁ』
「ダメじゃなくて、イイだろ?」
『うんっ、イイ、イイの、でも、ダメぇ』
「まだ言う」
『もう、無理、なのぉ・・・』
「イキそう?」
こくりと頷けば、司は満足そうに笑った。
「一緒にイクぞ」
ラストスパートとばかりに速度を上げられ、私はあっという間に達した。
腰や股関節がだるくて。
ハァハァと息をしながら動けない。
後処理をした司が、座ったまま私を覗き込む。
「お前途中で違う事考えてただろ」
『うぅ・・・』
鋭い。
男は女の演技に気付かないって、聞いた事があったんだけどな。
『・・・司の背中の傷が、指先に触れるの。どうしても気になっちゃって。きっと私は、ずっと嫉妬するんだろうなって。司が恋
人を亡くして傷ついてるなら、私が癒してあげたい。今の司があるのは彼女のお陰だと思ってる。信じてるから。司の過去
も含めて、司の全部が・・・好き』
私の頬に触れ、唇が触れるだけのキスをした。
「今の言葉、忘れんなよ。」
『忘れないよ』
「俺も、皐月の全部が好きだ。だから、俺だけを信じて、他の奴に騙されるな。・・・しゃぁねぇから、類も信用してやれ。」
『うん』
司の首に腕を回し抱きついた。
『・・・お腹空いた』
「その前にシャワーだろ」
私の体をそのままベッドから抱きあげて、バスルームに向かう。
『ちょっと!順番でいいって!』
「一緒に入った方が時間短縮だろう?」
『時間はいっぱいあるから!』
「いいから大人しく入れ」
言いくるめられて、バスルームに押し込まれた。
今まで男の人とお風呂なんて一緒に入ったことないよ~
なるべく隠そうとしても、こんな明るいバスルームじゃ無理な話。
『司のバカ』
私の呟きも、司には聞こえていないみたい。
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