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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 38

夕方更新する時間がなく、こんな時間になってしまいました。
では、続きをどうぞ↓

「皐月が俺を部屋に連れ込むとでも思ったのか?」

防犯上隠れる場所がない、スイートばかりのフロアのエレベーターホール。

俺に顔を見られないようにしている女が1人、不自然に立っている。

会場を出たあたりから誰かがついてきているのは知っていた。

皐月が存在に気付いていないから、ここまで黙っていたのに。

「お前、浅井百合子か?」

「ち、違います!」

「本当に違うんだな?ここの代表に確認してもいいんだぞ?」

「・・・」

唇を噛みしめ、降参したのか否定もしなかった。

「・・・私は!先輩に支持されてやっただけです!そんな、美作様にまで御迷惑掛けようだなんて思ってませんわ!」

腹が立つ。

でも、冷静な部分は残っていた。

「データを今すぐ消せ。・・・出来るよな?」

「は、はいっ!」

慌ててスマホのデータを消している。

「皐月に勝手なこと吹き込むな。あいつは牧野の代わりじゃない。お前と話をするのもバカバカしい。」

そう言って、エレベーターに乗り込んだ。

あいつの名刺は俺の手元にある。

司に話せば、きっと酷いやり方でこの世から抹消されるだろう。

それくらいの事は、されるべきだな。

皐月を傷つけるやつは、誰であっても許せない。





エレベーターを降りて、会場に向かえばロビーに司と総二郎の姿があった。

「よぉ」

「ちゃんと部屋まで送り届けたぞ」

「悪いな。で、あいつなんか言ってたか?」

「これ、元凶はこいつだ」

名刺を差し出す。

「浅井、百合子?」

「たぶん、英徳の卒業生だ。司は皐月に死んだ恋人の面影を重ねてるって言ったらしい。類の事もな。なんか見た事ある
顔なんだよな。もしかしたら、牧野のクラスメイトだったんじゃないか?だから、あんなに詳しく知っていたのかも」

「くそっ、何なんだよ。」

「司。こいつ、皐月が俺を部屋に連れ込むんじゃないかって張ってたんだよ。さらにゆすろうとしてたんだろな。」

「殺す。今すぐ東京湾に沈めてやる」

「いや、それはまずいでしょ。まぁ、人生狂わすくらいはあってもいいんじゃねぇか?」

「「「・・・」」」

「俺、良い人知ってる。宗教上離婚できないって、未だに独身の50近い人がいるんだけど、そろそろ子供欲しいから結婚
相手探してるんだよ。日本人の若い子がいいって。あの人変な性癖持ってんだよな。自慢してた。」

「総二郎、変な人と知り合いだな」

「飲み屋でたまたま知り合ったんだよ。そこそこの金持ちらしいから、ちょうどいいんじゃねぇの?その名刺貸して。俺が話
持ちかけとく。皐月を傷つけるやつは、俺も許せねぇし」

「司は、皐月のフォローだけしてやれよ。類には俺から連絡しとくから。」

司から怒りのオーラが少し和らいだ。

「あきら、さっき司にも話してたんだけどさ、皐月って大学時代彼氏いたんだなって。」

「そうだな、言われてみれば。まぁ、あいつ高校時代もモテてたもんなぁ。司そっくりな奴とか、天草とか。」

「ちんちくりんの成金野郎もいたよな。司がけん制してなきゃもっといたんじゃねぇのか?」

「お前ら、楽しんでるだろう」

「司たちの為に一肌脱いでやってるんじゃねぇか。」

「そうそう。感謝してほしいくらいだぜ。相手が皐月じゃなかったらここまでしねぇよ。」

「お前らには幸せになってもらわねぇとな。」 

散々迷惑も心配も掛けられたんだ。

うまくいってくれなきゃ、悲しいよ。



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