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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 34

「皐月は、司くんと類くんどっちが好きなの?」
『え?何、その質問』

「最近幸せそうな顔してるから、何かあったのかなって思って」

『あぁ、うん。司と・・・付き合う事になった・・・かな』

「そう。それは良かったね。そうか、司くんか・・・。」

『・・・お父さんはやっぱり、類さんの方が良かったって思う?』

「僕がそんな事思ったって、皐月の気持ちは変わらないだろう?類くんの方がいいなら、司くんと会わせたりはしないよ。皐
月が選んだ方と付き合えばいい。結婚も反対はしないよ。・・・ただ、」

『ただ?』

「親戚になるのは、花沢の方が良かったって思うけど」

お互いに司のお母さんの顔を思い出し、苦笑いした。

確かに怖いよね、あの雰囲気。

類さんのご両親の方が、ずっと穏やかで優しそうな気がする。

お父さんが反対しなかった。

それに一安心。

会えないことへの寂しさを感じるけど。

時間が空けば電話やメールをくれる司に、愛しさが募る。

愛されてるんだって、思えるから。





お父さんが類さんに会いたいと言っていたのは、仕事のことだった。

私から誘えば、必ず時間を空けてくれるだろうという目論見があって。

社長室での会談に私も同席させられて、会談内容を聞かされて。

私いなくてもいいんじゃないかなって思うけど、来年からの事を考えれば私の為になるんだよね。

会談が終われば、食事に行こうという話になって。

よく行くホテルのレストランに3人で行った。


なんてことない話をして。

先に帰ると言うお父さんを見送り、類さんとホテルのラウンジに向かった。

『話さなきゃいけない事があるの』

「何?」

いつもみたいに優しい声で、私の目を見る類さん。

『私・・・司とお付き合いを始めたんだ』

「・・・・・・そう。遠距離はできないんじゃなかったの?」

『司が…なるようになるんだって言ってくれたから。好きな気持ちを隠すのをやめたの。』

「それで?俺とはもう会わない?」

『え?』

「司の事だから、俺にはもう会うなって言いそうだけど」

『そこまでは言ってなかったよ。私としては、類さんは大切な友達なの。それじゃダメかな?』

「・・・皐月にそう言われちゃ、そうなんじゃない?」

都合いいのかな、こんな考え。

類さんの気持ちを考えなかったわけじゃない。

でも、私にはこんな選択しか出来なかったんだ。

「俺は、あんたと会う事を止めないよ。東京来れば誘うし、こっちにだって来る。いいだろ?」

『・・・』

「皐月、俺はあんたが好きだよ。でも、司と付き合い始めた以上それを返してもらおうとは思わない。司がいなくてヒマな時
でいいから。俺とも遊んでよ」

『い、いの?』

「何が?」

『まるで類さんを利用してるみたいじゃ、』

「そういう事は考えないで。今まで通りでいいじゃん。ね?」

この笑顔に、頷いてしまいそう・・・

「あ、その類さんってやめない?類でいいよ」

『う・・・ん、』

「俺たちは何も変わらないよ。司と付き合っていようが、結婚しようが。」

傾きかけた気持ちはなくならない。

類と過ごした日々、ドキドキした事は今でも鮮明に思い出せる。

たぶん私は、一生ドキドキしてしまうんだろう。

この茶色いビー玉の瞳の王子様に。




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