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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 28

『出よう?暑いよ』

「帰らないか?」

『うん。ゲストルームに泊まらせてもらうから』

その言葉に喜んだ司は立ちあがり、私の肩を組みながらバスルームを出た。

部屋を出るとメイドさんたちがテーブルや椅子をセッティングしている。

グ~・・・

並べられた食事を見て、私のお腹が鳴った。

「お前…」

私を見ながら大笑いしている司。

メイドさんたちまで笑いをこらえている。

『もう!笑わないでよ!』

「その緊張感のなさ、最高だよ。さ、食おうぜ」

消化の良さそうなメニューが並ぶテーブル。

和やかな雰囲気で食事が進む。

司もお昼はあんなに食欲がなかったのに、熱が下がったせいかよく食べた。

「皐月がいるだけで、飯も美味いな」

食後に出されたハーブティを飲みながら、司が言う。

『お腹空いてただけでしょ?』

「それはお前だろ。あんなに鳴らしといて」

『もう、それは言わないでよ』

飲み終わって、メイドさんたちにご馳走さまを言って。

渋る司を再びベッドへ促す。

「まだ寝ねぇよ」

『それでも、ベッドには入ってないと。体冷やしたらまた熱上がっちゃうよ?』

横になる気はないみたいで、仕方なしに私もベッドに腰掛けた。

「なんか話せよ」

『なんかって言われても・・・あ、この間ね、一緒に行ったレストランに行ったんだけど、』

思いつく限りの話をした。

背もたれのない所にずっと座っているのはなかなか辛くなってきて。

そんな私に気付いた司が、「こっち来いよ」と言ってくれた。

何もないとはわかっていても、同じベッドに入るのは恥ずかしい。

モジモジしながら、『お邪魔します』と隣に座った。

距離が近くなると、話している私の手を司が触りだす。

指先を握ったり、手の甲や手の平を触ったり。

『くすぐったいよ』

「細くて、小さくて、守ってやりたくなる」

『私は守ってもらうだけじゃ満足しないよ?』

「俺も、お前に守ってもらう事があるかもしれない。対等だよ、俺たちは」

司がこんな考えの持ち主だったなんて知らなかった。

そりゃ私には優しいけど。

女は自分の所有物だ、くらいに思っていそうな男が。

意外すぎて、でも私にはとてもうれしい言葉。

キュンって、心が鳴った。





司の隣は安心感があるのかな。

温かいベッドにいるせいもあって、眠たくなってきた。

司も熱が下がったばかりで、少し眠そう。

ゲストルームに行こうとしても、司が手を離してくれない。

『手、離してよ。ゲストルーム行くから』

「ここでいいじゃねぇか。俺、もう寝る」

そう言って、寝てしまった。

そりゃベッドは大きいし、スペースには困らないけどさ…

着替えてもいないし、シャワーも浴びてない。

眠気はどんどん私を襲ってくる。

考えるのも面倒になってきて、司の隣でそのまま眠ってしまった。



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