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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 25

7日に更新して以来、更新できてなくてすいません!
必ず更新するとか言いながら、できませんでした…
やっと更新できる体制が整いました。
PCも不調で、困ってたんです。
では、お風邪話の続きをどうぞ↓
男の人の上半身裸。

見た事がないわけじゃないのに、何でこんなにドキドキするんだろう。

服の上からではわからない、程よく筋肉の付いた司の体。

どうしよう。

なるべく見ないように、でも、ちゃんと汗は拭いてあげなきゃ。

『ねぇ、この傷どうしたの?』

見ないようにしても目に入ってしまう、引っかき傷のようなもの。

「あぁ、名誉の負傷ってとこだな」

『何それ』

「いつか話してやるよ」

『ふーん。あ、あとは自分で拭いてよ』

「前も」

『前は無理!』

背を向いて視線を外した。

「病人に優しくしろよ」

『出来ない事もあるの』

病人相手に何でドキドキしなきゃならないのよ。

平静にならなきゃ。

「終わったぞ」

振り返れば着替え終わっている。

『ランドリーボックスは?』

「・・・あそこのドアの中。」

言われたのはバスルーム。

脱いだパジャマをそこにあった籠に入れた。

ベッドヘッドに寄り掛かっている司。

『ご飯食べられる?薬飲まないと熱も下がらないし。』

「あぁ。少しなら」

『食べさせてあげる。』

ベッドに座った私の膝の上にトレーを乗せた。

『はい、あーん』

レンゲに掬ったおかゆを大人しく食べている。

茶碗によそった分がなくなると、司はもういらないと言った。

『次、薬ね』

トレーに乗っていたよくわからない薬。

それを飲んだ司は、ベッドに横になった。

『何か欲しいものある?』

「いや。・・・移るから来るなって言ったけど、皐月がいてよかった」

『私来て嬉しい?』

「あぁ。なんだろうな。安心する」

濡らしたタオルを再び額に乗せて、布団を掛けなおした。

『まだいるから。ゆっくり寝て。』

「皐月、」

『ん?』

床に膝をついて、顔を覗き込んだ。

布団の中から左手が出て来て、私の頬を撫でる。

「好きだよ、お前が」

『な、何言ってんのよ!こんな時に』

「言いたくなった。俺は後悔しないように生きてるんだよ」

『熱でおかしくなったんじゃないの?』

「そうかもな。お前が傍にいると、俺はおかしくなるんだよ」

熱で潤んだ瞳で見つめられると、私の口からも本音が出そうになる。

私だって・・・

じゃなきゃここまで来ないよ。

でも、でも・・・

ここまで意固地になってる理由がないわけじゃない。

あと、半年待ってよ。

私が横浜に来るまでは。

司と付き合う事がどれだけ大変なことか、今の私には嫌ってほど想像出来ちゃうんだもん。

それに、お父さんは類さんと付き合う事を望んでる。

私にはそれに応える義務があるの。

「今返事するなよ?弱ってる俺を労れ」

『・・・うん。もう寝たら?』

「あぁ。俺から離れるなよ」

布団から出たままの左手。

この手を取りたいよ。

取って、私は後悔しないかな?

不安定な恋愛は、したくない。

臆病で、自分の気持ちに素直に生きられない私を許して。

布団の中に手を入れて、トレーを戻す為に部屋を出た。





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