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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 18

「では、友達から始めましょう。時間があれば、食事に誘います。決して無理はしません」

『いいんじゃないでしょうか。私も父と東京に行く際はご連絡します。ですが、私の友人はあなただけではありませんので、必ずしもお誘いに答えられるとは限りません。』

「類・・・」

『司さんには関係ありません。』

類の名前にすごく反応した。

嫌な予感しかしないが、これも我慢しなければいけないのか。

「別にいい。まずは、そのさん付け止めないか?」

『では、呼び捨てにしろと?』

「あぁ。俺も呼び捨てにする。」

『口調はまだ時間が必要みたいです。今すぐには変えられません』

「すぐにその化けの皮剥いでやるよ」

『化けの皮だなんて失礼ですね』

「お嬢様ヅラしてるだけだろ?」

『4年前からお嬢様です。それまでは知りませんけど』

「俺の前だけでも、素のお前でいいじゃねぇか」

『あなたの前だから素になるのが嫌なんです。』

元々俺に対等に突っかかってくる女だった。

それは相変わらずみたいだな。

このやりとりも、懐かしくて楽しい。

「デザートやる。俺甘い物苦手なんだ」

『じゃあ喜んで』

2人分のデザートをぺろりと平らげ、満足そうな顔してる。

コーヒーのおかわりを入れに来る奥さんと世間話をしながら、料理の感想まで話している。

勝手に俺の分まで。

皐月が手洗いに立った間に会計を済ませた。

出て来て、会計が終わっていると知った時。

『友人なんですから割り勘で結構です』

って怒ったけど。

「男を立てろ。それくらいわかるだろ?」

『・・・では今回だけご馳走になります』

「そうやって素直に奢られとけ」

『嫌です』

ピキッ

こめかみに青筋ができる。

手が出ないだけで、口は減らねぇ女だな。

ここに来るまでの素直なお嬢様はどこに行った!

まだそっちの方が可愛げがあったぞ。

皐月を車に乗せ、自宅まで送った。

その車内、一切話そうともしない。

俺も何を切り出せばいいのか、わからなかった。

昔のお前を知ってるんだって、口から出そうになる。

そんな事言ってはいけない。

言った瞬間、この関係は終わってしまう気がして。

「土星のネックレス、またつけてこいよ」

『随分上から目線ね』

「それ、気に入ったんだ。」

『ふーん。別にいいけど』

褒められるのは嬉しいみたいだな。

少しだけ顔を赤くしている。

『今日はありがとうございました。また・・・連絡します』

「おぅ。俺もする。またな」

『おやすみなさい』

自宅に入っていったのを見届けて、車を出させた。

ホテルの部屋に着き、メールの着信ランプがついている事に気がつく。

開いてみれば、皐月から。

“今日はご馳走様でした。今度は私が東京に行った際にでも連絡します。その時は、美味しいお店に連れて行ってくださ
い。”

任せとけ、っと。

昔、牧野と行った店でも行こうか。

あいつが美味いって言った店だ。

皐月になっても、美味いって言うだろう。

いつになるかわからない約束に、俺は今から計画を立て始めていた。





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