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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 13

先日仕事のついでに来たばかりなのに。

また東京に連れてこられた。

『今日は誰と食事?』

「会ってからのお楽しみだよ」

『もう、教えてくれてもいいでしょ?』

「ダーメ。」

『ケチ~』

隣で笑っているお父さん。

またお見合いでもさせる気?

はぁ。

溜め息が出る。

この間会った、類さんみたいな人ならいいんだけどなぁ。

車は高級ホテルのエントランスをくぐった。




最上階の1つ下の階にあるレストラン。

奥にあるVIPルームに案内されると、部屋の中にはもうすでに誰かがいる。

あ、あのクルクル頭。

この間のパーティで会った人だ。

「お待たせいたしました」

「いいえ。こちらも来たばかりですの。・・・初めまして。道明寺楓と申します」

「逢坂皐月と申します。本日は、よろしくお願いいたします」



何なんだろう。

親子揃って、あたしを値踏みするように見つめられる。

なんかした?

気分が悪いな、この目線。

親の前で苗字で呼ぶのはおかしい気がして。

『司さん』

そう呼べば、目を見開き頬を染めた。

『何か・・・?』

「い、いえ。皐月さんは、」

まるで女性との交際経験がないみたいな反応に。

今までいろんな女性をはべらかしていそうなイメージが崩れた。

それは、私の心に小さな小さな喜びの滴を落とす。

『司さん、ご趣味は?』

「趣味…、天体観測を少し」

『天体観測?』

「はい。天体望遠鏡で星を見るのが好きなんです。中でも土星が好きで、天候や太陽との位置を調べて観ています。」

土星・・・

私が事故に遭って、唯一手元に残った自分の物が土星のネックレスだった。

それが大事にしていたものなのかはわからないけれど、お父さんが言うにはとても高級なものでオーダーメイドだって。

誰かからのプレゼントだったのだろうか。

私が空を見上げると想う、記憶を失くす前に大切にしていた人がくれたのかもしれない。

『私も…土星が好きなんです。いつか、私にも見せてくれませんか?』

「はい、喜んで」

『嬉しい!楽しみにしてますね』



ネックレスの話はまた今度。

どうしてだろう。

話さなければいけない気がするの。





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