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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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空を見上げた時 3

体のあちこちが痛い。

腕も、脚も、頭も、体中が。

うっすら開けた目に映し出される白い天井。

どこ・・・?

微かな消毒液の匂いがするから、病院かな。

なんで病院にいるんだろう、あたし。

体中が痛い理由も、わからない。

「ここ病院ですよ?わかりますか?」

『あ、はい・・・』

「昨日、大きな事故に巻き込まれたみたいですね。本当に、命があって良かった。」

事故…?

あたしが?

「あなたの手荷物が何もないんです。お名前、生年月日は言えますか?」

あたしの名前、生年月日…

『名前は・・・あれ?あたしの名前・・・』

「自分がいくつかわかりますか?高校生か、大学生か、もしくは社会人か」

小さく首を振った。

「今先生呼んできますね。待っててください」

動かせる範囲で、頭を動かした。

左右、どっちを見てもあたしと同じようにたくさんの点滴の管、心電図、中には人工呼吸器が繋がっている。

左足も、右腕も、ギプスで固定されているのを感じた。

骨折するくらい大きな事故だったんだ。

なんで、何も覚えていないんだろう。

怖いよ。

自分が自分じゃないみたいで、気持ち悪い。



程なくして先生が来て、ベッドごと検査に連れていかれて、傍らには知らない男の人もいて。

「記憶、障害・・・」

「脳に異常はなかった。たぶん、頭を打ったせいかもしれないね。」

『どのくらいで戻りますか?』

「こればっかりは何とも言えないんだ。明日戻る人もいれば、一生戻らない人もいる。医者として、ここまでしか言えな
い。」

『そう、ですか・・・』

「あぁ、言ってなかったね。昨日君を助けてくれた人だよ。」

「初めまして。逢坂久雄と申します。」

『助けていただいてありがとうございました。お礼が遅くなってすいません』

「いいんだよ、そんなこと。受けられるだけの検査を受けて、早く治そうね」

『はい。あ、でも治療費・・・』

「それは気にしなくていいよ。また明日来るから。君に、大事な話があるんだよ」

『大事な話・・・?』

「あぁ。明日には一般病棟に移るだろうから、そこでね。」

マスク越しじゃはっきりと顔もわからない。

だけど、あたしを助けてくれた恩人だから。

少しは話を聞かなければいけないのかなって、思わされてしまった。




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