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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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真実を探して 53

こんな時間の更新になってしまいました。
2日で一話、何とか書いてます。
新作も進行中なので、お許しを・・・
では、どうぞ↓

『聖也とちゃんと話してよ。あの子は気付いてる。あんたが何で出ていったのか、誰かから聞いたのかもしれないし。本人は何も言わないけど、あたしを気遣うようになった。あたしから離れないのよ。自分が離れたら、あたしが1人になるって思ってる。』

まだ6歳だけど、道明寺家の御曹司だからといい大人までもが聖也に頭を下げる。

それは俺も経験してきたことで、その光景を俯瞰で見てバカにしていた。

聖也はつくしの教えもあってか、1人1人とはいかないけどきちんと目を見て感謝の意を述べる。

誰かれ構わず信用しようとするのは、つくし譲りの悪い所。

きっと、誰かに入れ知恵されたに違いない。

海発進の、嘘だらけの情報を。




マリアが迎えに行って、聖也と咲が幼稚園から帰ってきた。

柊也に張り付いて離れない2人。

咲が生まれた時も、聖也は咲から離れなかった。

変わらねぇんだな。

つくしと目を合わせ、フッと笑った。

「聖也、風呂入ろうぜ」

「え、パパと?」

「おぅ。久しぶりなんだからいいだろ?」

「さきもはいる!」

『咲はマリアと入ったら?』

「えぇ~」

「そうですね。咲お嬢様、私と入りましょう。女同士、きっと楽しいですよ」

「・・・うん!そうする!」

「では用意してまいりますので、少々お待ちください。」

聖也が少しイヤそうな顔をしてる。

でも、これを乗り越えなければ、聖也は俺に対して浮気者の父親くらいにしか思わなくなるだろう。

そんなのはごめんだ。

俺は子供たちに尊敬される父親になるんだ。

「お支度ができました。」

「行くぞ、聖也」

「・・・うん」

乗り気ではない聖也、心配そうに見つめるつくしを横目に、バスルームに向かった。

お互いに洗い終わり、湯船に浸かる。

マンションだからか、邸より小さい湯船では聖也との距離も近い。

「なぁ、聖也」

「何?」

「俺を許せないか?」

「・・・わかんないよ。許すって何?パパがママにごめんなさいって言えばそれで終わりなの?」

聖也の言葉が胸に刺さる。

そうだよな、謝って終わるなら苦労はしない。

「じゃあ質問を変える。俺が嫌いか?」

「・・・好きだったけど、嫌いになった。」

「今は?」

「嫌いじゃないよ。ママにも、咲にも柊也にも僕にも優しいし。だけど、またいなくなっちゃうのかなって思うと嫌いに
なる。」

「もういなくならない。ずっと、みんなと一緒にいる。約束するよ。」

「本当に?ママ以外に好きな人いない?兄妹が増えたりしない?」

「俺が好きなのはつくしだけだ。一生、死ぬまでな。聖也にはこの先兄妹が増える事があるかもしれないぞ?それはもち
ろん、つくしが産む俺とつくしの子だ。それ以外はあり得ない。」

誰だよ、海との事教えたやつ。

見つけたらぶっ殺してやる。

「聖也、寂しい思いさせて悪かったな。ママを守ってくれてありがとう。お前は強いな。カッコいいよ。さすが、俺の子
供だ。」

「パパ~」

泣き出した聖也を抱きしめた。

自分は俺の代わりだと思って、つくしを守ってきたんだろう。

長男として、男として、わずか6歳の息子は立派に成長していた。

半年ちょっとで、子供はこんなにも成長するのか。

嬉しくもあり、悲しくもあり。

グスグス泣き止まない聖也にちょっと飽きてきた俺は、脇をくすぐり笑わせた。

笑い声に包まれるバスルーム。

それにつくしがホッとしているのは、俺は知らない。




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