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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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The person of fate 1

「4年後、必ず迎えに行きます。」

そう言ってNYへと行ったあいつ。

初めは毎日だったのに、だんだん減っていくテレビ電話に、メール。

芸能人でもないのに騒がれる週刊誌。

会えない事に、声を聞けない事に心は限界だった。

あたしはこんなにも、道明寺の事となると弱い女だったのかと痛感する。

「全部でたらめだ。俺には牧野、お前だけだ。」

あいつの言葉を信じようと思っても、心がついていかない。

会えなくなってどれくらい経ったか。

『道明寺、あたしを解放して・・・』

涙をこらえて出た言葉は、これだった。

「・・・わかった。ごめんな、今まで辛い思いさせちまってよ」

大好きな道明寺の低い声。

初めて聞く謝罪の言葉。

あたしたちは幼すぎたんだ。

初めての恋に浮かれ過ぎてた。

きっと、あんたも今の選択が正しいとは思ってないでしょう?

でも今のあたしたちにはこうするしかなかった。

東京とNY。

あたしたちには、障害が多すぎたんだ。



類「わか・・・れたの?」

『うん。なんか疲れちゃった』

目の前にいる類は、今までにないくらいビックリした顔してる。

表通りにあるカフェで、向い合せに座る私たち。

あたしの言葉に、ミルクティーをかき混ぜる手も止まった。

昨日電話で別れたあたしと道明寺。

今朝、偶然にも類からお茶しようって電話が来たからここにいる。

類「司は?納得してた?」

『・・・うん。ごめんなって言ってた。』

昨日たくさん泣いたから、もう涙は出てこない。

でも、あたしの泣きはらした目には気づいてるかな。

類「そっか。牧野はよく頑張ったね。」

こんなあたしを褒めてくれるのは花沢類だけ。

みんな、あたしを励ましてくれるけど、褒めてはくれなかったから。

『ありがとう、類。』

何度でも言いたい。

「牧野のありがとうは聞き飽きた」

そう言われちゃうけど。

あなたの存在が、今のあたしを作ってるの。

あたしの一部なんだよ、類は。

『しばらくは勉強に専念する。大学の学費は払ってもらってるから通わないともったいないし。バイトもあるしね。』

類「そう。無理だけはしないでよ。」

『大丈夫。あたしは雑草のつくしなんだから。』

カフェを出て、家まで送ると言ってくれたけど断った。

もう、F3には会わない。

会ったら、道明寺の影を探してしまう。

そんな自分が嫌だから。

静かに暮らしたいの。

その足であたしは英徳大学へと向かった。



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