この2人は敵にしたくありませんね。
番外編で、2人の活躍を。
では、どうぞ↓
バァン!!
「ちょっと、桜子!見た?これ!」
「見ました。人の部屋の扉くらい静かに開けてください。うちは作りが古いんですから」
「だって、信じられない!なんなのこの子!一発殴らなきゃ気が済まないよ!」
「元を辿れば悪いのは道明寺さんでしょう。こんな人に騙されるなんて。先輩が可哀想です。」
「ほーんと、つくしどこ行っちゃったんだろう…」
どんなに探しても、居場所が分からない。
途方に暮れていた。
「それにしても、表参道って相場高いですよね?」
「このお店一階だから、店の大きさにもよるけど100万以上は家賃するんじゃない?司んとこのビルでもなさそうだし。」
「放っておいても潰れそうですけどね。でも、潰れるのは早いに越した事はありません。」
「何々?桜子何かするの?」
「今はインターネット、SNSの時代です。道明寺さんも先輩もありもしない事いろいろ言われてるんですから、言い返してやりましょう」
「さんせーい!私もやるー!」
桜子は自宅PCで、滋は持ち歩いているタブレットでいろんな掲示板に書き込みを始める。
「桜子、すごい楽しいよ、この作業!」
「滋さん、私もです」
ニヤニヤ笑いながら、海の悪口、店の悪口を書いていく。
これで少しでも、つくしが報われるなら。
「こんな店、行く気にもなれませんね。センス悪すぎです。」
「司口出ししてないのかな?司のセンスって感じでもないよねぇ。あいつセンスいいし。」
「センスが悪すぎて、お金に目がくらんだんでしょう。愛妻家に手を出すなんて、バカがやる事です。ずっと続くわけがない事もわからないんですから」
「桜子、言うね…」
「こういうバカ女大嫌いです。痛い目見ればいいんですよ」
桜子の悪口は妙に納得できる内容で、拡散されるのも早かった。
「早く潰れちゃえ~」
「人んちで叫ばないでください」
海の店はわずか3ヶ月で、閉店に追い込まれる。
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