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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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The person of fate 11

滋さんに連れられ、3年ぶりに会うみんな。

誰もあたしを責めなかった。

啓太が全ての今の生活。

心のどこかで物足りなさを感じていたのは、みんなに会っていなかったからかもしれない。

類はあたしの一部。

一部が欠けたあたしは、あたしらしさをどこかに置いてきたのだろう。

啓太を失いたくない。

男に頼って、支えられていないと生きていけない。

弱くなってしまった心には、誰かが入り込むには簡単だった。

ただそれが、啓太だっただけで。

優しくて、あたしを包み込むような温かさがあって。

仕事にも一生懸命で、みんなに好かれている。

やっと普通の恋愛して、結婚して、平凡な生活が送れると思っていたのに。

神様は意地悪だ。

啓太に親と仲直りした方がいいと背中を押したのはあたし。

だって、普通の一般家庭だと思うじゃない。

F4や滋さんたちが知らなかった庶民の暮らしをしてたんだから。

高野コーポレーションくらいあたしだって知ってる。

まさか、そこの次男とはいえ御曹司だったとは。

お金持ちになりたいとは思わない。

激貧だった頃に比べたら、今はかなりマシな暮らしができている。

このままでよかったのに、あたしの生活は少しづつ変わっていった。

月に一度のパーティへの参加。

これが一番の苦痛。

仕事から帰って来た啓太は、自宅から送られてくる書類に目を通す日々。

あたしとの時間も減っていた。

営業成績もよく、仕事ができる人だとは思っていたけど、会社でニコニコしている姿とはまるで別人で。

あたしの知らない啓太。

少しだけ取り残された気分だった。

そんな時の道明寺の邸でのパーティ。

高野家は全員出席しなくてはいけないと、お義父様に言われた。

気乗りしなかったけど、みんなに会えた事、謝る事が出来てよかったと思う。

あたし1人では絶対出来なかった事だから。

ずっと後ろから感じる視線にいたたまれなくなる。

道明寺を見れば、手を伸ばしてしまいそうで見れなかった。

嫌いになって別れたならどんなに良かったか。

薬指にはめられた指輪をキュッと握る。

お願いだから。

そんなに見ないで。



「司くん」

啓太のお父さんが道明寺に挨拶に来た。

司「お久しぶりです、高野社長、奥様」

「日本支社長就任おめでとう。」

司「ありがとうございます。」

「今度のプロジェクト、司くんが指揮を取ると聞いたよ」

司「はい、会長から一任されています。・・・高野からはぜひ、啓太にお願いしたいのですが。」

「啓太に・・・?」

司「復職するとお伺いしました。一度一緒に仕事をしたいと思っていたんです。今度の顔合わせから啓太を同席させてください。よろしいですよね?」

有無を言わさない話し方。

高野は道明寺に切られたら、一番の取引先を失う。

道明寺にしてみれば他の会社に変えればいいだけの事かもしれないが、高野にとっては絶対避けたい事。

相手に拒否権がないのをわかっていてこんな事を言ってるんだ。

「あぁ・・・司くんには参ったよ。啓太にやらせよう」

司「ありがとうございます。では詳しい事は秘書の西田から連絡しますので」

「わかった。それでは他にも挨拶があるから失礼するよ。」

お義父さんは道明寺の後ろにいたF3や滋さんたちの方を向いた。

「みんなも久しぶりだね。これからも啓太とつくしさんを頼むよ」

「はい、高野社長」

美作さんが返事をすると、お義父さんたちは去って行った。

啓太「じゃ、俺たちは帰るよ。俺もつくしもパーティは嫌いだし、明日も仕事なんだ。」

滋「え?つくし帰っちゃうの?」

『あ、そうだった』

あたしはクラッチバックから携帯を取り出し、自分の番号を表示させて見せた。

『もういなくなったりしないから。いつでも連絡して』

滋さんから桜子、類とあたしの携帯が回されていく。

美作さん、西門さんまで行くと、最後は道明寺しかいない。

チラッと携帯を見ただけで、携帯を出さなかった。

総「司、登録しないのか?」

司「俺様くらいになれば、見ただけで覚えられる」

総「さすが、司だな」

西門さんからあたしの手元に戻ってきた携帯をしまった。

啓太「迎え来たって」

知らないうちに啓太が車を呼んでいたみたいだ。

啓太「司、つくしの番号悪用するなよ?」

司「てめぇ…提携切るぞ?」

啓太「嘘だって。じゃ、またな」

司「おぅ」

滋「つくし、電話するね」

『うん、またね』

みんなと別れ、啓太にエスコートされながら道明寺の邸を後にした。



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