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It is a tale like a storm.

司つくしメインです。

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時を超えて 6

ババァの差し金で秘書になった牧野つくし。

あのまっすぐに俺を見る黒い瞳が、俺のイライラを増長させる。

仕事ができるのは、1人になった1週間でわかった。

英語の他にもフランス語、少しだけイタリア語まで話せる牧野は、商談の席には外せない存在。

世界経済をどれだけ勉強してきたのか、相手の名前、果ては個人的な話まで網羅している。

水嶋でも知らない事を。

相手はそれに気を良くして、数日経たないうちに会食をと席を設けようとする。

俺との会話よりも、牧野との会話を楽しんでいた。

こいつは何なんだ。

一流ブランドのスーツを着ているが、中身はビンボー人だ。

度々もったいないと聞こえてくる。

見ているだけでイライラが止まらない。

発散させようと飲みに行き、女を抱いてもそれは変わらない。

何だっていうんだ。

俺の感情を掻き乱しやがって。

そんな時のパーティへの参加。

パートナーはいつも秘書課の誰かをその日に選んでいた。

今日は牧野にしよう。

話は聞いてるはずだ。

その後ホテルに行っている事も。

迎えの車に乗り込んで、目の前にいる牧野に目をやると驚いた。

着ている服だけでこんなにも人は化けるのかと。

アップにしている黒髪、普段より少し濃いめなメイクも、元がしているかわかんないくらいだから気にならない。

一流ブランドのドレスに、アクセサリー、ヒールにいたるまで、自分に似合うものを熟知しているようだった。

会場に入ると、男の目線が一斉に牧野に向いた。

こんな普通の女のどこがいいんだか。

だが、いつも以上に挨拶に来るやつが多い。

俺に近づき、牧野に近づこうとしているのがわかる。

この俺様をダシにしようなど100年早いわ。

早々に切り上げて、ホテルへと向かう。

部屋に入るなり、ブランデーを煽った。

素面ではいられない。

『ちょっと、そんな飲み方…』

「うるせー!さっさとシャワー浴びてこいよ!」

バスルームに姿が消えると、ホッと息をついた。

バスローブ姿で現れた牧野。

何で俺はこんなにもこいつに心を乱されているのか。

抱きたくて仕方がない。

体の奥底から湧きあがる何かを抑える事が出来ない。

乱暴にベッドに押し倒し、キスをしない、いつものようなやり方で抱こうとした。

他の女はこの程度でも俺を受け入れる状態になるのに。

牧野は一切それがなかった。

「お前感度悪いんじゃねぇのか?」

『もっと優しくしてください。痛いだけではイヤです。』

こんな事言われて、従いたくなるのなんか初めてだ。

「ホント、めんどくせぇ女だな。」

何でかわからないが、いつもなら絶対しない、唇での愛撫を繰り返した。

次第に紅潮していく体に、漏れる声。

しっとりと汗ばんでいく肌からは甘い香りがする。

潤いを増していく蜜壺に指を侵入させるが、その狭さに驚く。

本当に俺のが入るのか。

達しようとするのがわかり、指を抜き自身を挿入した。

狭い中を自分勝手に動く。

キュウキュウと俺を締め付け、精を絞り取ろうとする。

牧野は先に達し、意識を失ったところで俺もシーツに吐精した。

終わってからわかった、牧野は初めてだった事。

今まで処女を抱いた事だってあるのに、何なんだ、この感情は。

後、悔…?

もっと、優しくしてやればよかったというのか?

わかんねぇ。

わかんねぇ。

無意識に、キレイなシーツを引っ張り牧野にかけて寝室を出た。

頭から冷たいシャワーを浴びて、熱を冷ました。

どんな女を抱いても、虚しさしか残らないセックスに、初めて感じる満足感。

そして、もっと抱きたい欲望が顔を擡げる。

あんな普通の女に俺がハマったというのか。

バカらしい。

ワインセラーに入っているワインを、マンハッタンの夜景を肴に飲み続けた。

扉を開ける音がする。

牧野がこっちを見ている。

チラッとだけ見て、目線を窓に戻した。

『私はこれで失礼します。お酒、飲みすぎないようにしてくださいね。』

あいつはなぜ俺に抱かれたんだ?

金目当てでもないだろう。

俺の見た目でもないだろう。

類たちと友達だって言うくらいなら。

じゃあ何だって言うんだ。

秘書として当たり前だとでも思ってんのか?

わかんねぇ。

イライラする。


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Re: タイトルなし

お…様

コメントありがとうございます。
拍手にコメントもしていただいてましたよね。
そちらも合わせてありがとうございます!

私もつかつく大好きです♡
そのせいで、つくしがF3とくっつくお話が書けません(笑)

更新が楽しみと言っていただけるのが一番嬉しいです!
これからも当サイトをよろしくどうぞ。

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